コムラサキが咲く
7月6日(水)
入口に2本のムクゲの樹がある。太陽の日を受けて眩しいように咲いている。花数が多いので、見事な光景をつくり出している。花の奥を見ると、蕾も多い。ムクゲの1つの花は2~3日で落ちるという。咲いている花が多いので、落ちている花も多い。
大きなサクラの樹が伐採された。何時伐採されたのかは分からないが、周りが明るく変わっていたので、最近の出来事と思う。ソメイヨシノの寿命は約100年と言われている。そろそろ各地のソメイヨシノに寿命が来ているらしい。また、ソメイヨシノはある種のウイルスに弱いという。このソメイヨシノもそのような運命にあったことと思う。
伐採されたサクラの樹
林床の草が刈られすっきりしている。実は、今日この臨床に生えてきた雑草を調べようとやって来た。公園へ入り、この光景を見た時、まさかこうなるとは思っていなかったので吃驚した。メヒシバ、オヒシバ、カゼクサはどこへ行ってしまったのだろう。特にコスズメガヤと、カゼクサについては調べたかった。
下草が刈られた林床
サンゴジュの花が終わり、果実になってしまった。その果実も赤く色がつき、熟してきた。今年は、アオギリとこの花を見たかったが、来るのが遅くなり、機会を逸してしまった。何処かに花が残されていないか探してみたが、どこにもなかった。公園には他にも3本あるので、そちらも見てみたが、やはり同じであった。
サンゴジュの果実
ミモザの樹を見ると、大きな房のようなものが下がっていた。ミモザはネムノキに似ている。2つともマメ科の植物である。ネムノキの果実はよく見かけていたが、ミモザの果実は初めて見る。果実は房になることを知った。
ミモザの果実
ケヤキの樹を見ると、枝に粒状のものが沢山あるのに気が付いた。果実だろうと想像できる、今まで、春先に、雄花、雌花を確認しているが、その後の様子はほとんど見ていなかった。
ケヤキの果実
ここの奥にコムラサキの樹がある。そろそろ花が見られるのではないかと、奥へ入って行った。予想通り、うす紫色がかった花が見えてきた。ムラサキシキブは薮などにあるが、公園の花壇にあるのは大抵がコムラサキで、ムラサキシキブより一足遅れて咲いてくる。花数が多く、落ち着きを感じさせてくれる。
撮影7月1日
記 平成28年7月2日(土)