ナガハグサと思ったのはカゼクサらしい
6月27日(月)
この植物は古民家の門を出たところにあったものである。先日、この植物はナガハグサではないだろかとしていたが、どうも疑問が残ったので再度見直した。葉を見ると、緑が濃い。
葉の表面の中央に凹みが筋のようにあり、裏側は凸になっている。葉の付け根を見ると、葉舌は殆どないようで、毛がある。見直した結果、この植物はナガハグサではなく。此れから咲いてくるカゼクサと思える。カゼクサは今彼方此方に大きな株をつくり、根生葉が長く伸びてきている。それにしても、どうしてこんなに早く咲き出したのだろうかという疑問が残る。
カゼクサ:表面の中央に凹みが筋のようにある
カゼクサ:花序
カゼクサ:鞘口:葉舌は殆どない、縁に毛がある
畦道へ戻り進み始めた。少し進むと、ヒルガオが見えた。普通よく見かけるのはコヒルガオである。この花は一回り大きいような気がする。大きさを測りたいが、水路があるため測れなかった。柄を見ると、翼がない。この翼の有無で、ヒルガオかコヒルガオになる。従ってこれはヒルガオになる。
目の前のネムノキを見ると、大分咲いている。ネムノキ休憩所で見たときは、花が咲き始めたばかりで、いくつも咲いていなかった。こちらは色も大分赤味が濃くなっている。「少し離れただけで、これほど違ってくるのか」と不思議さを感じる。
ネムノキ
水車小屋に着き休憩をとった。ここの庭には大きなキリの樹があるが、花を終え、目立たなくなっている。エゴノキに果実がぶる下がっている。ここにハコネウツギの樹がある。もう花はないだろうと思って見ると、白色の花が数輪咲いていた。
北門を出たところにオカトラノオが咲いていた。今が最盛期なのだろうか、今日はオカトラノを何回も見る。このオカトラノオの花弁を数えると5枚である。花弁が6枚のオカトラノオを探しているが、舞岡公園では今のところが見つからない。
コナラの葉に蝶がとまっていた。胸部と腹部に黄色い帯が見られる。ずんぐりしているので、ガかも知れない。「胸部と腹部に黄色い帯が見られる蝶」で調べると、「カノコガ」の名前が出てきた。偶然名前を知ることが出来た。ガの仲間でも昼行性であるという。
カノコガ
撮影:6月19日
記 平成28年6月21日(水)