ミヤギノハギが咲いていた
6月25日(土)
水路の向こう側に黄色いものが見えてきた。昨年の経験からクサレダマということが分かる。クサレダマの葉は対生、または3~4輪生とのことだが、ここで見るものは対生か3輪生になっている。黄色い花弁は5枚に見えるが、深く裂けている筒状花とのことだった。次回確認したいと思っている。
参照:http://blogs.yahoo.co.jp/yokohamaiwao/14710925.html
クサレダマ
水路へ突き出ている樹がある。枝先には小さな黄色い花がかたまっている。今まで見たことがない花なので、写真を撮り後で調べることにしていた。ところが、古民家の入り口の掲示板を見ると、そこにこの花が紹介されていた。ヒトツバハギと書かれている。後で調べると、ヒトツバハギは雌雄が別株で、萼が5枚、花弁がないという。この花は葯が見られるので、雄花になる。
ヒトツバハギ
ヒトツバハギの花
直ぐ近くに、また新しい紫色の花が見つかった。この花も小さい。ルーペで見ても、どれが1つの花か分かり難い。この花も掲示板にチダケサシと紹介されていた。葉が2,3回羽状複葉で縁に不正の鋸歯が目立つ。花弁は5枚あり、へら状線形だというので、写真を拡大して見たが、やはり、どこまでが1つの花か分からない。枝には変わった毛が見られる。これは腺毛だという。
チダケサシ
チダケサシの葉
チダケサシの花
水の中とも思われるところにゴウソが見つかった。この名前は昨年覚えたので、直ぐ名前が出てきた。ありふれたものの様に見えるが、舞岡公園でもここ以外では見ていない。穂が長い柄の先につり下がるようについている。
ゴウソ
古民家へ入った。今日は何か催しがあるのだろうか、子供たちが沢山いる。普段は静かなところなのに、今日はあちこちで話し声が聞こえる。
入口のトイレ前にオカトラノオが見えた。奥の植込みのオカトラノオには気がついていたが、ここにこれほどあるとは知らなかった。オカトラノオの葉をよく知らなかったことになる。葉は細い楕円形で、互生だが、回転するようについている。
オカトラノオ
オカトラノオの花
ホタルブクロが沢山の花をつけている。このホタルブクロには支柱が立てられ、倒れないように保護されていた。保護されているから重みに耐え沢山の花がつけられているともいえる。
ホタルブクロ
古民家の庭へ入ると、ハギが目に付いた。ケヤキの広場で、ヤマハギの開花を見たが、ここのハギはミヤギノハギになる。ミヤギノハギの花の特徴は、竜骨弁が翼弁よりも長くなっている。3株あるが、咲いていたのは1株だけであった。
撮影:6月19日
記 平成28年6月21日(火)