公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ヒメヒマワリを見る

620日(月)
 
 花の広場の入り口へやって来た。池側にはシダレヤナギがあり、沢山の葉をつけている。このヤナギを通して池を見ていると、暑さが和らいでくるようだ。ここの中ノ池にもコウホネがある。先程、パークセンターの前でコウホネを見てきたので、ここでも見られるのではないかと思って探してみた。花数は少ないようだが、黄色い花が確認できた。
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 花の広場からナツツバキを見て、山の上のリョウブを見ようと坂を上り始めた。坂の途中にあるナツツバキを見ると、花は1つも見えない。花は終わってしまったようだ。諦めて、上にあるリョウブへ向かった。下のリョウブが蕾だったので、ここもまた蕾かも知れないと予想していた。見ると、やはりその通りであった。仕方なく坂を下りて来た。
 ベンチに腰掛け一休みしながら、今来た方向を見ていた。メタセコイアのどっしりした姿が見える。公園内には4か所ぐらいにあり、いずれも圧倒されるほど大きな高木になっている。
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 パークセンターのパンフレットによると、この辺にフェイジョアという樹があることになっている。どの辺にあるか、確認した。白色の花が見える。あの樹らしい。白色の花弁は反り返り、中央に沢山の雄しべが出ている。中央の1本の長いものが雌しべかも知れない。よく分からないので調べると、花弁は4枚で、内側が赤く、外側が白色であるという。内側に丸まっているので、白色に見えたことが分かった。この果実は食べられるという。
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 植込みの脇にホタルブクロがいくつか咲いていた。この花を見るときは、萼の間にある副萼を見ることにしている。ここが反り返っているか、膨らんでいるかで、ホタルブクロになったり、ヤブホタルブクロになったりする。一寸見ると、この副萼が分からない場合がある。此れもその例になる。確認するために、萼の間をよく見て、ボールペンの先で裏返してみた。確かに反り返っていた。従って、この花はホタルブクロになることが分かった。
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ホタルブクロ
 
 直ぐ近くの草原にヒルザキツキミソウが沢山咲いている。前回来たときも咲いていたが、特に気に留めなかった。今咲いていることを記録するために撮影した。薄いピンク色の花で、4枚の花弁が重なり合っている。一斉に咲いたときの光景は一帯が急激に明るくなった錯覚を覚える。
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 植込みがいろいろな草などで混みあっている。背丈の高いものや樹木も混ざり、荒れ放題に近い。その中に黄色いヒメヒマワリキクイモモドキが綺麗な花をつけていた。一寸見ると、キンセンカに似ている。
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ヒメヒマワリキクイモモドキ

撮影:614
 
  記  平成28617日(金)