公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

自然教育園にて ワレモコウ、カキツバタ、ノイバラ

526日(木)
 
 水生植物園にどんな植物がみられるか、興味があった。中の道へ入ると。「カサスゲ」の標示が見えた。スゲ独特の小花がぎっしりはりつく形をしている。水の中にあるので詳細は知ることが出来ない。
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 カサスゲ

 ワレモコウの標示が出てきた。「ワレモコウはこういう環境に生育していた?」と意外に思った。一か所水際で見たことがあるが、殆どは水気の少ないところであった。ワレモコウの葉は平行に近くなっていて、先端は丸く、基は窪んでいる。この葉の縁に三角形に近い粗い鋸歯がある。この独特な葉を見ると、ワレモコウと分かる。1度見ると印象深く残る。
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 ワレモコウ

 タカトウダイがあるが、花は未だついていない。葉は下の方は互生だが頂部へ行くと何枚も重なっているように見える。葉の中肋は白色をしている。
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 タカトウダイ

 右側の奥に青紫色の花が見える。生育環境を考えるとカキツバタと考えられる。何とか判定できないものかと、望遠写真を撮ってみた。すると、花弁の中央に白色の模様が写っていた。この模様から、カキツバタと判定できた。全体を見渡すと、花はそろそろ終わりに近づいているようだ。
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 休憩をしているとき、遠方に見えた白色の花のところへ来た。遠くから見ていた時、「あれは何の花だろう」と興味があった。見ると、ノイバラと標示がしてある。ノイバラの名前を知り、テリハノイバラの名前が浮かんできた。今まで、このような花を見た時、テリハノイバラとしてきたが、2つはどこが違うのだろうかと思った。調べると、托葉の形にあることが分かった。托葉がクシの歯状に裂けるとノイバラで、托葉のふちが腺状の鋸歯になっていればテリハノイバラであることが分かった。今まではここまで考えていなかった。この花は、標示通りノイバラになる。
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遠方から見たノイバラ

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近くんで見たノイバラ

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ノイバラ:托葉がクシの歯状に裂けている

撮影:515
 
  記  平成28515()