公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

自然教育園にて ハマクサギが咲いていた

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 ガマズミがある。何時も見るものより大分大きい。花も上の方にあるので、接写は出来なかった。葉を確認すると、広い楕円形で、シワジワの感じが出ている。ガマズミ独特の葉である。しかし、未だ特徴がよくつかめていないせいか、場所が変わり、少し樹が大きくなると、一瞬別物に見えてしまう。
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 ガマズミ

 ナキリスゲがあった。スゲの仲間は、どれを見ても同じように見えてしまう。ほとんど区別が出来ないのが現状である。いろいろなナキリスゲの資料の写真を見ると、この写真とはちょっと違うように見えてきた。間違えて撮影してきたのであろうか。謎めいてきた。
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 ナキリスゲ

 黄色い小さな花が咲いている。初めて見る花である。名前はハマクサギと記名されている。資料によると、本州(近畿地方以西)、四国、九州、沖縄の山地に自生する落葉小高木と説明されている。それなのになぜここに花を咲かせているのか不思議に思えた。葉をもむと臭い臭いがするという。クサギはよく見るので、ハマクサギと何か関係があるのだろうか。調べると、どちらもシソ科であった。
  資料:http://elm3.web.fc2.com/top/ha-no-kaisetu/hamakusagi.html
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 ハマクサギ

 マユミの奥にスイカズラが見えた。スイカズラはつい最近咲き始めたことを確認したばかりなので、「ここでも咲いたか」と興味があった。この花は唇形型の花であるので、再度確認したかったが、マユミの樹の奥にあるので、手が届かなかった。
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 マユミとスイカズラ

 ここまで路傍の植物園になっていた。11つメモを取っていると、いくら時間があっても足りないくらいである。沿道には大きな樹木が立ち並び、さらに奥へと樹木林が続いている。この樹木林にはどんなものがあるのか興味が誘われる。
 樹木の並木を貫けると池が見えてきた。手前が瓢箪池で奥が水生植物園となっていた。更に、水生植物園の横には広そうな湿地帯がある。湿地帯にはキショウブが咲いていた。緑の中に黄色が色鮮やかに映っていた。
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 キショウブ

 水生植物園の横にベンチがあった。空いていたので、ここで休憩をとりながら周辺を観察した。ここは他の公園などと違うところなので、一般の人は少ないと思っていたが、そうではなかった。年配者から子供さんまで多くの人が見学に来ている。外人さんも多い。時折車の音が聞えるが、東京のど真ん中とは思えない環境である。都心では数少ないこのような環境に、からだや心をを癒すために訪れているのだろう。
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水生植物園
 
撮影:515
 
  記  平成28515()