公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

再び、イチゴツナギか、オオスズメノカタビラか

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 北門へ近づくと、崖の方に白色の花が見えてきた。イボタノキであることが分かる。ばらの丸ノ橋を渡ったところでこの花が数個咲き出したのを確認している。このイボタノキは、先程の樹とは比べられないほど大きい。「花は」と見渡したが、まだ蕾で開花は見られなかった。これだけの蕾が開花したら、それこそ見事だろうと想像した。
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イボタノキ
 
 直ぐ近くにヒメコウゾの樹があった。ヒメコウゾは雌雄同株で、新枝の基部の葉腋に雄花序、上部の葉腋に雌花序をつけるという。この事実は一昨年確認していたが、この果実を見ているときは、全く頭に浮かんでこなかった。事前にこの内容を把握しておけば、もう少し踏み込んで観察しただろう。
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ヒメコウゾ

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ヒメコウゾの雄花と雌花

 
 先日は、スイバがたくさん見られ、勢いがあったが、今日は衰え始めている。雌雄異株を知り、注意して見るようになった。すると、見かけるスイバはほとんどが雌株であることが分かってきた。雄株はなかなか見つからない。雄株はないかと探しながら進んで行った。赤色の花や果実のようなものがたくさんついていると、大抵は雌株になる。疎らについているものを探してみると、雄株が見つかる。何本か見ていくうちに雄株が見つかった。花の存在は確認出来るが、どんなつくりになっているかは肉眼では分からない。接写写真を撮ってみたが、小さいので焦点がよく合わない。何とかうまい方法はないものはないだろうか。
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スイバ:雌花

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 スイバ:雄花

 沿道をはじめ至る所にイチゴツナギの仲間が出現してくる。今詳細を調べている最中である。瓜久保休憩所の奥へ進んで行くところも例外なく、この仲間が群生している。幾つかの花序を見ていくうちに赤から青みがかっていることに気が付いた。赤く色づくことは聞いていたが、青く見えることは見て初めて知った。イチゴツナギかオオスズメノカタビラのいずれかだろうと思うが、名前を決めかねている。
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イチゴツナギか、オオスズメノカタビラか

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花序

撮影:512

  記  平成28516()