公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

この花が ヘビイチゴになりそうだ

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 水田に出ると畦に色とりどりの草花を目にすることが出来るようになってきた。水田も掘り起こされ、田植えの準備が行われている。正に水田は春一色になってきた。
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 の草花

 黄色い花が目に付く。大方はタンポポではと思って見ると、中に違うものがある。否、此方の方が多いようだ。オオジシバリと言い、タンポポによく似ている。葉の切れ込みが少ないところ、小花の少ないところを見れば、違いが分かる。オオジシバリに似たものにジシバリがある。ジシバリの花はやや小さく葉は円形であるという。
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 オオジシバリを見てから、いま来た山にあるキリの樹を見た。今日はこの花を見るのも1つの目的になっている。見上げると花が見えない。昨年は危ういところで花を見損なうところだったが、今年は逆に早すぎたようだ。「1つぐらいは」と望みをかけてキリの樹の梢を見回した。すると、梢にかすかに青白いものが見えた。花に違いないと思い、望遠写真を撮った。間違いなくキリの花だった大きな円筒形の花で、先が5つに割れている。花弁の外側には毛が多くあり、内側には青紫色の線模様が入っている。開いているのは2個の花で、後は蕾の状態である。咲き始めたばかりのようだ。
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 キリの花

  ヘビイチゴに赤い果実が出来ていたので確認した。先日は黄色い花と果実がよく結びつけることが出来なかったが、今日は結び付けることが出来そうだ。果実は真っ赤である。赤い小さな粒が球状の表面に隙間なくついている。これを見ると、「ヘビイチゴの果実である」ということが不安になった。昨年の写真では同じ真っ赤な色だが、これほど密にかたまっていなかった。そこで、いろいろ資料を当って見ると、小さな塊の先に糸のようなもの(柱頭の残り)が残されていることがヘビイチゴの果実の決め手になるのかと思えてきた。
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 ヘビイチゴの果実

 草花を見ていると、1羽の大型の鳥が目の前に着地した。人がいても恐れている様子もない。写真に収めて見ると、カルガモであった。カルガモは稲などを食べて食害になるという。それにしても1羽だけ飛来してきたので驚いた。
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撮影:425

  記 平成28426()