江戸桜・ギョイコウ
4月21日(金)
花の広場にはきれいなハナモモの樹がある。この2本の樹を見ると、ハナモモの花はこんなにきれいなのかとつくづく感じさせられる。今日もその姿を期待してきた。
2本の樹を見ると、花数が少ない。「まだ蕾なのか」と思い、近付くと、そうではない。今年は花のつきが悪いことが分かった。照手白はまだ見ることが出来るが、照手紅は目を覆いたくあるほど貧弱である。何が原因か分からないが、来年を期待したいと思う。
照手白
照手紅:花のつきが少ない
花の広場の奥にシュゼンジカンザクラ、ツバキカンザクラがある。その一角にあるサクラの樹に新たに「江戸桜」と表示がしてあった。今まで聞いたことがない名前なので調べると、資料はほんどなく、僅か、ウィキペディアで説明があった。サトザクラの一種で、八重咲き、花は大輪であるという。
江戸桜
江戸桜の花
向かい側にギョイコウという緑色のサクラが咲いていた。葉緑体を持った花弁ということで珍しいサクラである。ギョイコウは栽培品種で、同じ緑色のサクラにはウコンというサクラもある。
ギョイコウ
遊歩道の斜面にヤマブキが黄色の壁面のように咲いた。そのお陰で、普段は日陰で薄暗い遊歩道がこの期間は明るくなっている。また別の斜面ではタチツボスミレが小さな群落をつくり、斜面の下を青紫色に染めている。色付いた斜面から生命の動きが感じられる。
ヤマブキ
何もなかった水面を見ると、生命の動きが見えてきた。緑色の小さな葉が現れ、水面を覆い始めた。水底で眠っていたスイレンが茎を伸ばし、葉をつけたのである。スイレンは、葉はどんどん大きくし、花を咲かせるようになる。
撮影:4月10日
記 平成28年4月17日