公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ヤマザクラ・コケシミズ・白妙・ベニアカ

419()
 
 茶店の前へ来たとき、赤みがかったサクラが目に入った。確かここの広場にはヤマザクラがあったが、この樹はヤマザクラだろうか。ヤマザクラはもう少し白っぽく、茶褐色の葉が伴っていたと思っていたが、描いていたイメージと大分違っていた。この樹には名札がついていたので再確認した。やはり「ヤマザクラ」となっている。アップ写真を撮ってみると葉が付いており、ヤマザクラと分かる。満開時になると、こんなにもイメージと違っているのだろうか。
イメージ 1
赤みがかったヤマザクラ

イメージ 2
赤みがかったヤマザクラの花
 
 茶店の横にあるソメイオシノの標準木は殆ど葉を落としていて、あの豪華さはもう見られなかった。
 ここからは、ソメイヨシノは終わったが、いろいろなサクラが出てくる。コケシミズというサクラが出てきた。馴染みのない名前である。白色が主体で、薄らとピンクがかっている。花弁には小刻みな切れ目が入っている。サトザクラの園芸種の1種だという。オオシマザクラに似ている。
イメージ 3
 コケシミズ

 里の広場へ来たので、サクラを離れ、奥にあるアカメガシワを見に行った。頂芽が開き、赤い若芽が出始めていた。引き込まれるような深紅の色である。ここからアカメガシワの名前が付いたという。葉痕の上に小さな赤い粒が見えるが、これは副芽だろうか。
イメージ 4

 アカメガシワの横にヤマザクラがある。この花は先ほどのより大分白みがあり、イメージしていたヤマザクラに近い。
イメージ 5

イメージ 6
 
 里の広場の入り口にあるハナズオウも満開になっている。ここには赤紫と白色との2種類がある。マメ科の蝶形花で、旗弁、竜骨弁(舟弁)、翼弁がよく分かる。
イメージ 7

イメージ 8

 白妙が出てきたこのサクラもサトザクラ1種で、直径が4㎝ぐらいある八重の大きなサクラである。このサクラも萼筒を見るとオオシマサクラに似ている。
イメージ 9
白妙

 ベニアカという一際赤くて人の目を集めているヤエザクラがある。一見カンザン(関山)に似ているが、花弁の数が幾分少ないようだ。カンヒザクラオカメザクラ、ヨコハマヒザクラと赤みの強いサクラは既に花期を終えているが、これらのサクラの赤さに匹敵する。どんなサクラか資料を探したが、見当たらなかった。恐らくサトザクラ1種と思える。
イメージ 10
 ベニアカ

撮影:410

  記  平成28413()