このピンクの濃いサクラはヤマザクラ?、ケヤマザクラ?
4月19日(火)
音羽旅館の入り口に大きなソメイヨシノの樹があり、その根元にいくつかの草花が植えられ、花をつけていた。見ると、カタクリがある。明日、カタクリを見に行くことになっているが、ここで見られるとは思わなかった。よく見ると、草花は普通見られるものでなく、山草である。「珍しいなぁ」と思った。カタクリの他、エンレイソウ、キクザキイチゲの八重咲きなどが綺麗に植えられて花を咲かせていた。
駐車場の隅にピンクの濃いサクラがある。ここに来て、こんなに色の濃いサクラを見るとは予期していなかった。この色は今まで見たサクラの中では、カンヒザクラ系で、ヨコハマヒザクラ、カワヅザクラ、カンザクラなどがあるが、花期を考えると、いずれにも該当しないと思える。小花柄に僅かに毛が見られる。いろいろ調べると、昭和48年5月にベニヤマザクラ(オオヤマザクラ)が湯沢町の木に指定されたことを知った。若しかしたら、ベニヤマザクラ(オオヤマザクラ)の可能性があると思った。ところが、資料によると、「ベニヤマザクラ(オオヤマザクラ)の小花柄、萼筒には毛が無い」ことが分かったので、これも違うことになった。資料の図鑑を見ていると、「ケヤマザクラ」の名前が出ていた。「花の大きさ、色、花弁の形にも変化が多い」と説明されている。若しかしたら、ケヤマザクラになるのではないだろうか。
ケヤマザクラ?
ケヤマザクラ?の花
参照:牧野新植物図鑑
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撮影:4月14日
記 平成28年4月17日(日)