公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ベニシダレとヤエベニシダレ、ウコン、フゲンゾウ

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 パークセンターの前の広場にベニシダレ、ヤエベニシダレが咲いていた。普通いうシダレザクラソメイヨシノより早く咲くが、ベニシダレになると、ソメイヨシノの後に咲いてくる。同じように見えるサクラなのだが、別の種類なのだろうか。
 シダレザクラについて調べると、シダレザクラエドヒガンの変種であると説明されている。また、そのシダレザクラの中で赤みのあるものをベニシダレと呼んでいる。
 エドヒガンはヒガンザクラの別名で、名前の通り、彼岸の日ごろに咲いてくる。花径1525mm、淡い紅色の小輪一重咲きである。
  2種類のサクラを比べると、ベニシダレの方の花弁が少し赤みを帯びている以外はほとんど変わらない。ヤエベニシダレというものも咲いている。シダレザクラエドヒガンに他のサクラを掛け合わせて、色々な種類が作り出されてきたという。
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ベニシダレ

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ベニシダレの花

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ヤエベニシダレ

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ヤエベニシダレの花

参照:weblio 辞書
みんなの花図鑑
 
 
 中の池から下ノ池へ進む池側に色々なサクラがある。ウスベニオオシマが出てきた。名前からオオシマザクラがうすく紅色に色づいたことを連想させる。実際に見ると、赤く色づき、八重になっている。萼筒はオオシマザクラに似ており、緑色で、毛が無い。
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 ウスベニオオシマ

 淡緑色をしたウコンも咲いている。「これらのサクラの開花はまだだ」とのんびりかまえていたが、今日来てよかった。ウコンはギョイコウに似た花で、花の色から一見桜とは思えない。ギョイコウより花弁の緑が薄く、葉は褐色が濃い。萼筒には毛が無いようでオオシマザクラに似たところがある。
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ウコン
 
 フゲンゾウは咲き終わったのか、これから咲いてくるのか、一寸見たところでは判断が難しい。記録を見ると、昨年は見なかったが、一昨年414日に開花を見ているので、まだ蕾なのかもしれない。
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フゲンゾウ

撮影:410

  記  平成28412日(火)