サルトリイバラの小花
4月17日(日)
素晴らしい景色を見ながら上郷森の家へ向かった。道端の樹を見ながら進んでいると、新鮮な葉をつけたつるがあった。楕円形で、平行脈が入っているのでサルトリイバラと分かった。つるを見ていくと花が咲いている。独特な葉はよく見かけていたが、花を見ることはなかった。「やはり春に花を咲かせるんだなぁ」と思った。花弁は6枚ある。透き通った黄緑色をしている。この花を見て、ロウバイの花を思い出した。6本のおしべも見える。しかし、めしべが見えない。資料で調べると、雌雄が別株であるという。雄花のめしべは退化し、殆ど見えないという。この花は雄花であることが分かった。
サルトリイバラ
サルトリイバラの小花
森の家から見た風景である。この風景が都会地の中にあるとはとても思えない。まるでどこかの山間部へ入ったようである。点々と広がるサクラの模様には自然の息吹が感じられる。春には人にも新しい息吹が生まれていると思うが、町で生活していると、そのような意識はない。
点々と広がるサクラの模様
森の家で休憩をとり、坂を下りて行った。シャガが咲いている。新緑の葉の間から出た花には新鮮さがある。シャガの花を見ると、アヤメに似ている。調べると同じアヤメ科の仲間だった。
シャガ
ここの崖にも点々と黄色い花の広がりを見ることが出来る。花は今が最盛期のヤマブキである。斜面を彩るヤマブキの光景は春の風物の1つでもある。
ヤマブキ
撮影:4月6日
記 平成28年4月13日(水)