公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

アケビの蕾

324日(木)
 
 久しぶりに中丸の丘へ上った。ここからは長閑な丘並みの風景を眺めることが出来る。ベンチに座り遠方を見ていると、自然の中へ還った思いがしてくる。
 薮から伸びた枝に緑色の新葉をつけたつるが絡んでいた。見るといくつもの蕾がついている。「何だろうか」と調べた。小さな葉が5枚掌状についている。その姿からアケビと分かった。昨年4アケビの雄花を偶然見た。アケビは同じ株の中に雄花雌花があるという。見たのは雄花だった。この中に若しかしたら雌花があるかも知れない。開花が楽しみだ。
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枝に緑色の新葉をつけたつるが絡んでいる
 
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 松原休憩所側にオオシマザクラの樹がある。サクラの開花期が近づいているので様子を見た。冬芽を包んでいた芽鱗は下の方の一部になってしまい、緑色の蕾が大部分を占めるようになってきている。写真を見ると、蕾の先端にピンクに色づいた花弁が見え始めている。
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 松原休憩所には何本かのイヌシデがある。イヌシデといっても確信がなく、調べている最中である。見ると、大分様子が変わってきた。公園に入った時、開花直前まで来ているアカシデを見てきたがこのイヌシデもかなり進んできている。堅く閉じていた芽鱗の姿は消え、緑色に色づき先へと伸びている。
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 イヌシデ

 中丸の丘から狐久保休憩所へ下りて行った。狐久保休憩所はオニグルミの林になっている。オニグルミの樹はいずれも高木になので、冬芽や花が見難い。写真撮影をし、観察しているが、カメラを上へ向け撮影するので、どうしても暗くなり、鮮明な写真が撮れない。写真では、頂芽は三角帽子を被ったままに見えるので、まだ大きな変化が現れていないようだ。
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 オニグルミの冬芽

撮影:315

  記  平成28318日(金)