タチツボスミレが咲く
3月23日(水)
新しい門に替えられた古民家の庭へ入った。今日はここのコウバイ(アンズ?)の様子を知るのが目的である。奥へ入っていくと、古民家の右にハクモクレンが咲き始めていた。大きく開いた花は数輪だが、各枝の先には大きく膨らんだ蕾がついている。来週辺りが見ごろかも知れない。
ハクモクレンの花
コウバイ(アンズ?)を見ると花数が少ない。花の時期が終わってしまったようだ。コウバイかアンズか確認できるだろうか。花の付いている枝は赤紫色をしている。数少ない花の萼を見ると、反っていそうで、反っていない。どうも曖昧である。今日この後、瓜久保で豊後梅とアンズを確認することになっている。このコウバイ(アンズ?)はその豊後梅とも考えられる。
コウバイ(アンズ?)
古民家の裏へまわると、先日綺麗に咲き誇っていたマンサクがキバナマンサク1本だけになっている。赤褐色のマンサクには3本とも花が1つもついていない。そのため、「この黄色い方は若しかしたらマンサクではないのでは」との思いがした。確認のために写真を撮り見ると、キバナマンサクに間違いなかった。
咲いていたキバナマンサク
水田へ下りる坂道で、ウグイスカグラが咲いていた。この裏庭にもウグイスカグラがある。「花が咲いているだろうか」と見ると、咲いている。ウグイスカグラは、本当はいつ咲くのだろうか。図鑑などでは4月~5月に咲くと説明されている。今年の1月16日に開花を見たのは、偶然早く咲いたもののようだ。
ウグイスカグラ
ウグイスカグラの横にゲッケイジュがある。何の気なしに目をやると、黄緑色の蕾がいくつもついている。この時期に咲き出すとは記憶になかった。昨年の記録を見ると、2月23日に同じような蕾を見ていることが分かった。
ゲッケイジュの蕾
斜面に咲いていた黄色いフクジュソウがなくなると、ここがちょっと寂しくなった。フクジュソウの斜面の延長を見ると、タチツボスミレが数個咲き出していた。青紫の綺麗な花である。「やはり春になった」と教えられた。
いま、あちこちでツバキを見る。ここにも白色のツバキが咲いている。「ツバキの花の時期が終わっているのに、変だなぁ」と一時勘違いしていた。ツバキは春咲くのだから、今咲いていてもおかしくない。
白色のツバキ
他より花が咲くのが遅かったミツマタは、咲き始めたと思ったら、もう最盛期が過ぎてしまった。咲いている花は見ごろになっている。
沼の垣根沿いに、庭で見たコウバイ(アンズ?)と同じようなものがあった。この花の萼を見ると明らかに反り返り、アンズのように見える。「豊後梅には匂いがあり、アンズだと匂いがない」というので、匂いを嗅いでみたが、これといった匂いはしてこなかった。
コウバイ(アンズ?)
撮影:3月15日
記 平成28年3月17日(木)