公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ナノハナが満開

321()
 
 水田へ出ると畦道にちらほらと緑が見え始めてきている。ロゼット状のオオバコが転々とし、水田の片隅にはオオイヌノフグリ青い花をつけている。水田へ下りて振り返ったところにナノハナが咲いている。緑の葉に黄色い花、正に春を告げている。今が一番美しい時かもしれない。
イメージ 1
 水田の脇のナノハナ

 タンポポも数が増え出してきた。今、この辺に咲き出すタンポポは、花を裏返してみると、総苞がどれも反りかえっていない在来種で、カントウタンポポと名をつけている。これから町の中に増えてくる外来種よりは花が幾分大きめに映る。
イメージ 2

 黄色い花が1輪咲いていた。この花を見ると、ヘビイチゴヤブヘビイチゴオヘビイチゴなどが思い浮かび、はてどれだろうかと迷う。オヘビイチゴは小葉の枚数が5枚なので、前の2つとは違っている。ヘビイチゴヤブヘビイチゴは花の大きさ、葉の色、小葉の先の形にも違いがあるという。水田の畔で見つかったことから考えると、ヘビイチゴになりそうだが、詳細を検討しないと断定できない。
イメージ 3

 水路の脇にやや大きめの株がある。冬場の花のない時は、一見でユキヤナギとは分かり難かった。今はこの株も花をつけ出してきた。他所では、丁度ユキヤナギが咲き誇る時期になっている。ここのユキヤナギはは花のつきがやや遅いようだ。
イメージ 4

イメージ 5
 
 1本だけあるハマヒサカキの状況を見た。先日は濃紺の粒の中に白色の線が入っている蕾を確認した。いま、その白色の線が薄い緑色に変わり、広がってきていることが分かる。
イメージ 6
 
 この畦道にマユミの樹が所々に出てくる。花、果実があれば、この樹がマユミとはっきり分かるが、今は分かり難い。「芽、枝が対生に出る、幹が灰褐色で、縞模様がある」このことを頼りに探し当てていると、見つけることが出来た。それを見ると、早くも葉腋に小さな粒の塊が見えていた。既に小さな蕾が出来ている。冬芽、冬芽と追いかけていたら、知らないうちに花の時期を迎える季節に変わってきた。
イメージ 7
マユミの樹

イメージ 8
 マユミの蕾

 赤みがかっていたガマズミの冬芽が変わってきた。白色気味の毛の部分が多くなってきた姿を見て、「これガマズミだったか」と思うほど変わっている。両脇の芽鱗の存在を見て、確かにガマズミと分かった。
イメージ 9
 ガマズミの冬芽

イメージ 10
ガマズミの冬芽

撮影;315

  記  平成28317日(木)