公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

モミジバフウの冬芽を見る

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 池に向かう左側の斜面にハナミズキ、ウメ、モミジバフウなどの樹がある。モミジバフウの樹は近くの公園では余り見かけない。この樹について機会があったら知ろうとしているが、高木で、花や果実は何時も高いところに付けるので、見るチャンスがない。また、スズカケの樹のようには球状になった中に出来るので、ほとんど知ることが出来ずにいる。坂道から見ると、手の届きそうな高さに枝が伸びていたので、今日は冬芽だけは見ておきたいと思った。枝を下げ、写真を撮った。半円形の葉痕がよく見える。維管束は何本あるのか正確には分からないが、3本ぐらいは確認できる。冬芽は葉痕の上にある。赤胴色で、数枚の芽鱗で覆われているところはサクラの冬芽などに似ている。ほとんど毛がないようだが、芽鱗の縁には少しありそうだ。
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 モミニバフウの果実                    モミニバフウの冬芽

 上の梅園は花のつきが悪かったが、ここの斜面になると、だいぶ花が咲いている。ハクバイは満開を過ぎたようで、ところどころで花が枯れ始め、散っている。コウバイは色が薄く、薄いピンク色に見える。上のとは種類が違うようで、一瞬アンズを思い出した。萼を見ると明らかに違っている。このコウバイハまだ蕾が多い。
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梅林

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コウバイ                              ハクバイ

 久しぶりに岸根公園へ来て、懐かしい思いもした。ヨコハマヒザクラの開花が見られなかったのが残念だった。やれやれと坂を下り、池を見て一息入れた。
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 池を見ると、嘴が赤く、先端が黄色い水鳥が泳いでいた。餌をも求めているのか、スーと真っ直ぐ速く泳いでいる。名前を図鑑で調べると「バン」と出ていた。この辺では夏鳥あるいは留鳥だという。
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 バン

 シダレザクラヒヨドリが止まった。頭の毛が目立ち、尾が長い。鋭そうな顔つきに見える。夏場は見かけないが、今頃よく見かける。ひょうたん広場にムクドリがいたことを思い出した。
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撮影:219
 
  記  平成28221()