公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

マンサクが咲き始める

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 カッパ池の奥にウメがある。ハクバイが1本前にあり、コウバイが2本後ろにある。今後方のコイバイが咲き始めている。ハクバイは大分膨らんだ蕾を持っているが、咲いていない。ウメはコウバイの方が早く咲くのだろうか。コウバイの蕾を見ると、中には先の方が少し割れて、白色の花弁の一部が見えているのもある。あと1週間もすれば、紅白のウメが見られるのではないだろうか。
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コウバイ
 
 ウメを見た後、ソシンロウバイの様子を見に行こうと、カッパ池へ向かった。その時、1本の樹が目に入った。「この樹は何の樹だったかなぁ」と記憶を辿った。幹を見ていたが、答えが出てこなかった。左側にケヤキがある。ケヤキの幹と比べると明らかに違っている。ケヤキのところから見直すと、樹の上の方が見えた。その姿を見て、コブシだと分かった。コブシの幹は、このようにごつごつしていたことも思い出した。
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左:ケヤキ 右:コブシ

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コブシ
 
 ソシンロウバイの手前にイヌシデの樹がある。中丸の丘へ向かう階段、松原休憩所でも見てきているが、再度ここのイヌシデを見た。先日、ここのイヌシデの冬芽にいくつも虫こぶがあった。写真の冬芽は少し膨らみがある。本来ならばもっと細身であるので、もしかしたら、虫こぶにやられているのかも知れない。
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イヌシデの冬芽
 
 ソシンロウバイの花はほとんどが峠を越し、萎れかけていた。先日(116日)見た輝かしさはなくなっている。いくつか花が残っていないだろうか探してみると、見つかった。今度来るときは、もう写真に収める花はないだろうと思い、せっかく来たので写真に収めた。
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 カッパ池の前に、カエデ、エゴノキ、サワグルミに混ざってヤマグワがある。今日はこの冬芽と葉痕を見ようと試みた。冬芽の芽鱗がよく見えた。淡い褐色で、弾力がなくなってきているように見える。葉痕の中の維管束が円状であるというので確認した。
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ヤマグワの冬芽
 
 休憩しようと瓜久保休憩所へ向かった。休憩所へ近づくと、ここにマンサクがあったことを思いついた。先日は蕾の先がこぼれ、中に赤い花が見え始めていた。今日は、遠くから赤い色が見えないので、「花が終わってのでは・・・」と思った。近づくと、やはり赤みがない。やはりだめかと思いながらよく見た。この丸いのは蕾ではないか。「まだ咲いていない」と思い直して、更に見ていくと、いくつか花が咲いていた。「花はこれからだった」と分かり、ほっとした。
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マンサク
 
撮影:27

  記  平成28211()