公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

この野鳥は「タシギ」か?

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 水車小屋を出たところにバードウオッチングをしている人が沢山いた。いつもはきざはし池の方を見ているのが、今日は反対の田んぼの方にカメラを一斉に向けている。どんな野鳥がいるのか暫く付き合った。
 「何かが動いている」という声を聴き、目を向けた。しかし、何にも分からない。「日頃見続けている人は違うな」と思った。見ているところは枯れ草が溜まっている湿地帯である。再び「そこにいる」と近くの人が言ったので、直ぐ近くに目を向けると、何かが動いているのが分かった。急いでカメラを向け焦点を合わせた。急ぐと余計合わせにくいものである。液晶の画面が光って、どこに見えているのか見当が付かない。この辺だろうと思ってシャッターを切った。2枚写真に収めた。確認すると、まあまあ写っていたので安心した。さらにカメラに収めようとすると、野鳥は移動してしまった。
 写真を見ると、嘴が長く、先が黒い。頭には前から後ろへ向かって黒色の帯が数本入っている。尾は長く伸びていない。図鑑で調べると、「タシギ」が現れた。タシギでいいのだろうか。
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タシギ
 
 中の丸の丘へ上る途中にイヌシデと思われる樹がある。アカシデはばらの丸の橋でよく見かけるが。イヌシデはどこにあるのかまだしっかりつかめていない。ここのイヌシデの冬芽は少し高いところにあるので、手が届きそうもない。望遠で何枚か写真を撮ったが、いずれも芳しくなかった。何とかならないものかと、足元を見ると棒切れがあった。これを使って枝を引っ掛けると、冬芽のついた枝が手に届いた。何とか数枚接写写真に収めることが出来た。イヌシデの冬芽はアカシデより赤みが薄く、先が鋭い。
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イヌシデ

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イヌシデの冬芽

 中丸の丘から松原休憩所へ行くところに面白そうな樹があった。幹の肌には小さな膨らみがあり、その中心に棘がついている。こんな膨らみがたくさんついている。冬芽のついている枝には幹よりも幾分長い棘になっている。以前、松原休憩所の下を通った時、同じような樹を見たが、最近はこの樹を見かけなくなった。その時はハリギリと思っていたが、この樹は少し違うように見える。調べて見るとカラスザンショウに似ている。
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カラスザンショウ?

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棘のついた膨らみ

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冬芽:カラスザンショウ?
 
 狐久保を通り抜け、瓜久保へ来た。ここのカッパ池の奥にコウバイがある。先日数輪の花が咲き始めていたので、今日はどの程度になっているか興味があった。見ると、未だ満開とは言えないまでもかなりに花が咲いてしていた。
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コウバイ

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コウバイ
 
撮影:27

  記  平成28210()