トウカエデの冬芽・ムクゲの冬芽
2月20日(土)
1日1日と暖かくなり、春めいた陽気が続くようになってきた。公園のコウバイも花の盛りを過ぎようとしている。コウバイに替わって、花壇には昨年植えたチューリップが芽を出し始めた。先日1つ2つだと思ったら、今日はさらに数が増えていた。
チューリップの芽
公園にはモモの樹が1本ある。枝が垂れるのでシダレモモと呼んでいる。白色の花をたくさんつけた光景は見応えがある。昨年、枝が乱れていたので、かなり剪定をした。その結果がどうなったか心配している。枝が少なくなったぶん蕾の数も少なくなっている。だが、蕾を見ると、大きくなってきている。毛深い蕾が膨らみ、下の褐色の部分が見える。
シダレモモの冬芽
ハナズオウの冬芽は少し開いたようだが、大きな変化は見られない。こんな小さな冬芽から沢山の花芽が出てくるのか不思議でならない。この過程を見ようと思いながら、いろいろな花が咲き出すと、関心が他へ行き、気が付いたときは、既に花がたくさん咲いている。今年は注意して見ていきたい。
ハナズオウの冬芽
トウカエデの冬芽については、先日、三ツ池公園の中で触れたが、再びを改めて見直した。頂芽の下に半円形の葉痕があり、その中央の冬芽側に小さな塊がある。これに今まで気が付かなかった。一般に葉痕の脇に冬芽が出来る。大きな冬芽には、このことが該当するが、小さな塊は何になるのだろうか。これを説明する資料は見つからない。副芽になるのだろうか。もう1段下の葉痕にも小さな塊がある。しかし、大きな冬芽がない。この辺を知りたいと思っている。
トウカエデの冬芽
ムクゲの樹がある。この冬芽を何回も見たが、小さな塊が密になっているので、どこが冬芽だかさっぱり分からなかった。その都度いろいろ資料を探してみたが、分かりそうなのは見つけられなかった。今日、偶然いい資料が見つかった。分かりやすく、写真入りで説明されている。
この資料を参考に、写真を見直してみた。中央にあるのが葉痕になる。左下に葉痕より大きく見えるものは花の痕になる。そして葉痕の上のもやもやとした塊が冬芽になる。分かってみれば、「なるほど」と思うが、ここまでが遠い道のりであった。
ムクゲの冬芽
撮影:2月11日
記 平成28年2月18日(木)