公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

アカシデの冬芽に違いが出てくる

124日(日)
 
 そろそろ寒くなるというが、今日はまだ暖かい。寒くなる前に、1度様子を見に行こう、と新しい年になって初めて舞岡公園へ出かけた。バス停で待っていると、直ぐ京急ニュータウン行きが来たので、予想より早く公園へ着くことが出来た。
 ハギが沢山生えていたところへ行くと、今はその面影がない。あれほど沢山あったハギも、葉が落ちると、こんなにも少なかったと思うほどになっている。葉が生い茂ると如何に様子が変わるかがよく分かる。
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ハギが生い茂っていたところ
 
 ばらの丸の橋で、いつものようにカエデとアカシデの冬芽を見た。カエデの枝先に付いた1対の冬芽が赤く輝いて、実にきれいに映っている。どの枝先にも赤い点のようについていて、春を呼んでいるようだ。
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カエデの冬芽
 
 アカシデの冬芽は一回り大きくなった。所々に周りよりも一回り長い冬芽が見える。短いのが1cmぐらいなのに対し、長いものは1.5㎝ぐらいある。随分細長く成って来たと感じた。また、よく見ると、長い冬芽の先は丸みを帯びてきているようだ。調べると、この長い冬芽は雄花芽であり、小さいのが葉芽または葉と雌花の入った混芽だという。

(愉快な冬芽・葉痕たち)

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アカシデの冬芽
 
 橋を渡ったところにキブシの樹がある。11つの冬芽が丸く太ってきたようだ。暗褐色をした外側の芽鱗が広がり、黄褐色のものが大分出てきた。この黄褐色のものは内側の芽鱗かそれとも花の蕾なのか、この辺がまだ判断できない。
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キブシの冬芽
 
 もみじ休憩は人がいないのでひっそりしている。カエデの樹に葉がないのも、寂しさを一層かきたてているようだ。ここの一角にナツツバキがある。この冬芽に芽鱗は25枚というが、2枚は確認できる。先の方に白色の毛で覆われたものも芽鱗になるのだろうか。この辺が分かり難い。
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ナツツバキの冬芽
 
 道の向こうのリョウブの冬芽を見た。リョウブの芽鱗は23枚というが、2枚は確認できる。リョウブの冬芽には外側の芽鱗が取れて裸になった冬芽が多いが、このように抜けかかった冬芽に会うこともある。
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リョウブの冬芽:外側の芽鱗がついている

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リョウブの冬芽:外側の芽鱗が取れている
 
 ばらの丸の丘へ来ると数人の姿があった。休憩をとりながら昼食をとっている。温かく風がないので気持ちがよさそうだ。中央にムクノキ、右に大きなケヤキの樹が見える。
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ばらの丸の丘
 
撮影:116
 
  記 平成28118日(月)