滝野川にキンクロハジロがいた
1月22日(金)
滝野川公園にやって来た。東側の道路沿いにヒマラヤマスギが高く聳えている。公園の中央には3本のケヤキの大木があり、北側にはムクノキが1本ある。ムクノキは近くの公園にないので、この公園を代表する樹木となっている。
ヒマラヤマスギ
ムクノキの冬芽を見ようとやって来たが、いずれも高いところにある。望遠を効かせて数枚撮影し、拡大してみたが、出来栄えがよくなく、詳細を知ることはできなかった。
滝の川公園では、目的を果たすことが出来ず、残念な思いをしながら近くの神奈川公園へ向かった。途中に、滝野川がある。歴史的にこの川は有名らしい。橋を渡り、川沿いに進むと、川面に沢山の鳥がいた。何という鳥だろうか。全体が黒く、腹と嘴が白い。目は虹彩が黄色くなっている。調べると、「キンクロハジロ」の名前が出てきた。「キン」は目の色から来ているらしい。日本で冬を過ごす渡り鳥だという。
国道にかかる陸橋を渡り、神奈川公園を目指した。陸橋からは公園内のクロガネモチがよく見える。赤い果実が鈴なりになっている。緑の葉の中の赤い果実はよく目立つ。人の目を惹きつけるのだから、鳥たちにはたいそう美味しく映るのだろう。
クロガネモチの果実
公園へ入ると、全ての葉を落とし、上へ延びるケヤキの光景が目に入ってくる。夏の鬱蒼とした雰囲気はなく、明るく見通しが効く。人がほとんどいないので、ひっそりした寂しさを感じる。
まず、アオギリの樹を見た。ねらいは冬芽である。望遠を効かし写真を撮った。新しい枝の先端に頂芽が認められるが、詳細が分かるほどの写真が撮れなかった。側芽はほとんど見当たらない。
アオギリの冬芽
東門の入り口付近のヒイラギナンテン、アセビを見た。他所でヒイラギナンテンは咲いていたので、ここのヒイラギナンテンもそろそろ咲いていいと思っていたが、蕾が僅かに黄色く色付いただけで、開花には至っていなかった。アセビはヒイラギナンテンより、開花へは進んでいないようだ。
「収穫がないなぁ」と思いながら公園内を歩くと、赤い花と蕾が目に入ってきた。径が5㎝ぐらいの綺麗な花である。ボケの花だろうと思った。ボケの茎には棘がある。確かに棘があるか見ると、確認できた。1つの花が見つかって、やれやれと思った。
ボケの花
撮影:1月14日
記 平成28年1月18日(月)