公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

滝野川にキンクロハジロがいた

122日(金)
 
 滝野川公園にやって来た。東側の道路沿いにヒマラヤマスギが高く聳えている。公園の中央には3本のケヤキの大木があり、北側にはムクノキが1本ある。ムクノキは近くの公園にないので、この公園を代表する樹木となっている。
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ヒマラヤマスギ
 
 ムクノキの冬芽を見ようとやって来たが、いずれも高いところにある。望遠を効かせて数枚撮影し、拡大してみたが、出来栄えがよくなく、詳細を知ることはできなかった。
 花壇にはミツマタがあり、いま頃咲き始めるのではと期待していたが、ミツマタは枯れているようで、蕾すら見ることが出来なかった。
 滝の川公園では、目的を果たすことが出来ず、残念な思いをしながら近くの神奈川公園へ向かった。途中に、滝野川がある。歴史的にこの川は有名らしい。橋を渡り、川沿いに進むと、川面に沢山の鳥がいた。何という鳥だろうか。全体が黒く、腹と嘴が白い。目は虹彩が黄色くなっている。調べると、「キンクロハジロ」の名前が出てきた。「キン」は目の色から来ているらしい。日本で冬を過ごす渡り鳥だという。
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 国道にかかる陸橋を渡り、神奈川公園を目指した。陸橋からは公園内のクロガネモチがよく見える。赤い果実が鈴なりになっている。緑の葉の中の赤い果実はよく目立つ。人の目を惹きつけるのだから、鳥たちにはたいそう美味しく映るのだろう。
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クロガネモチの果実
 
 公園へ入ると、全ての葉を落とし、上へ延びるケヤキの光景が目に入ってくる。夏の鬱蒼とした雰囲気はなく、明るく見通しが効く。人がほとんどいないので、ひっそりした寂しさを感じる。
 まず、アオギリの樹を見た。ねらいは冬芽である。望遠を効かし写真を撮った。新しい枝の先端に頂芽が認められるが、詳細が分かるほどの写真が撮れなかった。側芽はほとんど見当たらない。
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アオギリの冬芽
 
 東門の入り口付近のヒイラギナンテンアセビを見た。他所でヒイラギナンテンは咲いていたので、ここのヒイラギナンテンもそろそろ咲いていいと思っていたが、蕾が僅かに黄色く色付いただけで、開花には至っていなかった。アセビヒイラギナンテンより、開花へは進んでいないようだ。
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 「収穫がないなぁ」と思いながら公園内を歩くと、赤い花と蕾が目に入ってきた。径が5㎝ぐらいの綺麗な花である。ボケの花だろうと思った。ボケの茎には棘がある。確かに棘があるか見ると、確認できた。1つの花が見つかって、やれやれと思った。
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ボケの花
 

撮影:114
 


  記  平成28118日(月)