いろいろなサクラの冬芽
1月7日(木)
休憩のためにパークセンターへ寄ろうとすると、自動販売機の後ろにモッコクの樹が1本見つかった。モッコクの樹は他の公園でもよく見かける。冬芽は赤褐色をした小さな粒状である。この冬芽を何時大きくなるか、その変化を見たことがある。しかし、一向に大きくなって来なかった。
モッコクの冬芽
パークセンターでいつものように休憩をとった。休憩後、下ノ池に沿って進むことにした。この方向へ進むと、いろいろなサクラの樹が出てくる。三ツ池公園はサクラの名所で名高く、種類も多い。ウスガサネオオシマの標識があった。この冬芽を見た時、「黒いなぁ」と思った。サクラの冬芽は大体が、赤褐色をしている。「一瞬枯れているのか」と思えた。
ウスガサネオオシマの冬芽
カンザンがある。荒川の土手に植えられたのが全国に広まった始まりと言われている。自宅の近くにもカンザンと思われるヤエザクラがある。冬芽が似ているか調べた。この冬芽は暗褐色で、艶がある。鱗片には先端を除き、毛が無いか少ないようだ。ここまではよく似ている。しかし、どことなく違いがあるように感じる。
カンザンの冬芽
カンザンに続いてフゲンゾウの冬芽を見た。フゲンゾウの花は、二本の突き出た雌しべの形が象の鼻に似ているという変わりものである。冬芽は暗紫色で鱗片の表面に毛がほとんどない。カンザンよりは先が細身で、細長い楕円形に見える。
フゲンゾウの冬芽
この辺へ来たら日が蔭ってきた。日が陰るとやはり寒さを感じてくる。下ノ池のこの通りはサクラの並木になっていて、いろいろなサクラが見られる。続いてオオシマザクラを見た。このサクラはよく見かけている。オオシマザクラの冬芽は緑褐色で膨らみがある。この冬芽の鱗片にも毛はほとんどない。
オオシマザクラの冬芽
テニスコートの横の植込みにマルバマンサクがある。ここまで来ると、このマンサクが見たくなる。公園にはこの1本しかないと思う。この冬芽は球状の粒で、房のように枝についている。暗灰色で表面には枝と共に短毛が沢山ある。
マルバマンサクの冬芽
撮影:12月27日
記 平成28年1月5日(火)