公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

サンシュユが咲く

16日(水)
 
 ホオノキの並木の脇から上の池へ降りる道がある。その道を途中まで下りると、少し前までここに赤いサザンカが咲いていた。今はもうその姿が見られない。下の道へ出る所にカクレミノの樹があり、日が遮られ、ここらは暗くなっている。カクレミノの葉にはいろいろな形のものがあり、いろいろなところで悩まされた。そんな時は、ここへ帰り、この樹を見て再確認した。
 この冬芽はどうなっているのだろうか。枝の先をつまんで下ろすと、冬芽が見えた。同じような緑色の円錐をした冬芽が対になっている。今まで見てきた冬芽とは様子がちょっと違っている。
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カクレミノ

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カクレミノの冬芽
 
 再び丘の上の広場へ戻り、そこからパークセンターへ下りて行った。視野が開けてきたが、薄暗い。空を見ると日が陰っている。少し寒さを感じるようになった。流れの淵にマユミの樹が2本ある。この2本が似ているようで、似てないところがある。マユミの枝は緑色をしていて、冬芽は対になっている。また、冬芽の先端は丸みを帯びている。
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マユミの冬芽
 
 「寒さが厳しくなると、ミツマタ花が開いてくる」何故だかこのことが強く印象に残っている。沼の手前に1本のミツマタの樹がある。どのような変化があったか見ると、まだ芽は開いていない。しかし、急激に膨らんできたようだ。それにしても白色の毛が目立つ。
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 ヨシの茂げる沼の淵にネコヤナギがある。赤い冬芽が鮮やかで、遠くからでもよく目立つ。近寄ると、一層その赤みに引き寄せられる。冬芽をよく見ると、赤いものの中に白色の毛に覆われたものがある。毛に覆われたものは赤い鱗片が剥がれ出てくるようだ。
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ネコヤナギ

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白色の毛に覆われたものが出てきた
 
 パークセンターへ戻ろうとした時、サンシュユを思い出した。サンシュユはネコヤギの近くにある。前回のときは冬芽が丸く膨らんでいた。見ると、黄色いものが見えた。咲き始めているようだ。近づくと、確かに咲き始めている。1つの冬芽が割れると、中から多数の小花が出てくる。いくつあるのだろうか。
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  パークセンターへ戻りかけ、ウメの樹があったのに気が付いた。自宅のハクバイはすでに咲き始めている。ここのウメはどうなっているだろうかと見ることにした。ウメの樹のある植込みはコセンダングサが群生していたが、今はその光景はなくなっている。確かこのウメの樹はコウバイだと思った。丸くなった花芽がたくさんついている。先の方はここもち緩んできているように思える。
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コウバイ

 
 
撮影:1227
 

  記  平成281月元旦(金)