ヤブツバキが咲く
1月5日(火)
坂を上がりきったところにイロハモミジとコナラの樹がある。新緑、紅葉の時期はきれいな景色に変わる。今はどの樹も葉をすっかり落とし、寂しい冬景色である。そんな樹の枝先を見ると、春を感じてくる。イロハカエデの冬芽は赤みを帯び、根元には白色の短毛のようなものが沢山生えている。また、コナラの冬芽は枝先に数個がかたまっている。1つ1つを見ると、4稜がある。鱗片は小さく数が多い。
イロハモミジの冬芽
コナラの冬芽
丘の上の広場にはツバキ、サザンカの樹がある。サザンカの花期が終わり、ツバキの花期に入っている。ここにはヤブツバキ、オトメツバキなどがある。シロヤブツバキと記名めされていた樹があった。おしめ、めしべの付き方からツバキと分かる。
シロヤブツバキ
シロヤブツバキの花
直ぐ傍に、赤いツバキがある。赤い方は一般的にヤブツバキと呼ばれている。こちらは八重のようだ。ツバキが咲き出すと、「春が近づいたぁ」と感じられてくる。
丘の上の広場には大きなシダレザクラがある。昨年はこのサクラの満開時を見損なってしまった。このシダレザクラは2月の中旬に咲き始める。シダレザクラの冬芽はソメイヨシノなどと比べると、細長い。この冬芽には毛が沢山ある。
シダレザクラの冬芽
丘の上の広場の道路に沿ってホオノキがある。最初この樹を見た時、葉だけで判断し、トチノキと思ってしまった。葉は大きく、よく似ている。しかし、よく見れば、トチノ樹の葉には鋸歯がある。また、ホオノキの木肌は余り凸凹していない。後日、いろいろな角度から見て、ホオノキと訂正した。冬芽を見ようとすると、冬芽は高いところにある。直接見ることは難しい。写真を撮って見るしか手がない。写真を見ると、灰白色で表面はなめらかに見える。
ホオノキの並木
ホオノキの冬芽
撮影:12月27日
平成27年1月1日(金)