公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ノコンギク、タツナミソウが咲いていた。

128日(火)
 
 水車小屋から水田の畦道へ降りて行った。畦道は知らず知らずのうちに冬景色と変わって来た。ここからはハンノキ、コムラサキ、マユミの樹が次々に出てくる。ハンノキはすべての葉を落とし、コムラサキ、マユミも葉を落とし始めている。水田のあるところにはハンノキがあり、ハンノキは稲刈り後の稲の天日乾かしに使われるという。人通りが少なく、曇りの日には寂しさが押し寄せてくる気配を感じる。
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ハンノキ、コムラサキ、マユミの樹が現れる
 
 稲刈り後の水田に新しい緑が復活している。この光景は田植えの後のようである。何かこれから夏も迎えるように見える。新鮮な緑に誘われて苗に目を移すと、丈が低いけれど実がなっている。2度目の収穫が出来そうだ。この実は食べられるようになるのだろうか。
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一部に稲が実り始めている
 
 畦道から上がり、古民家の敷地へ入って行った。ここでは何時もボランティアの人が働いている姿を見かける。庭にはいろいろな草木が植えられ、よく手入れがされている。この時期マンリョウとセンリョウの赤い実が綺麗になっている。入り口付近に赤いサザンカが咲いていた。サザンカは花の少ないこの時期に咲くので人の目を惹く。裏にまわってみると、ここには花の姿はない。ここにゲッケイジュがあったので様子を見た。丸い冬芽が出来ている。今年はこの花を見ようと思っていて、見損なって仕舞った。
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 古民家を出て、再び畦道に出た。古民家を出たところにガマズミの樹がある。ここは位置が分かりやすいので、このガマズミはよく見ることにしている。そろそろ果実の赤味も褪せ始め艶が無くなってきた。よく見るとまだいくつか花が咲いている。
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ガマズミ
 
 この畦道にはハンノキ、ネムノキがたくさんある。それに混ざって数本だがネコヤナギもある。来る度に、このネコヤナギを探しているが見つからない。寒い時期に赤い冬芽を見ているので、必ずあるはずだが、場所を間違えているのだろうか。それとも、今のネコヤナギの状況を正しく捉えていないのだろうか。
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ハンノキ、ネムノキが見られる
 
 足元前方に白色の花が見える。ほとんど花を終えてしまったノコンギクと思える。今年は、この花を見る度に何度も冠毛を見て確認した。外観から間違いないと思うが、念のため冠毛を調べた。間違いなく長い冠毛があった。このノコンギクを見て、古井戸の近くにあった花を思い出した。花は、垣根の中にあったので、直接花を見ることが出来ていなかった。調べようと思っていて、今日になってしまった。行くと、既に花の姿はなくなっていた。もう調べることが出来ない。
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残っていたノコンギク
 
 紫色のきれいな花がポツンと咲いている。今時珍しいと思いながら近づいた。タツナミソウらしい。この時期まで咲くのだろうか。
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タツナミソウ



撮影:1126
 


記  平成27127日(月)