公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

防災訓練

129日(水)
 
 126日(日)、町内の防災訓練が行われた。太陽が雲に隠れたり、出たりと変な天気になった。おまけに風が出てきている。
 役員さんは9時に会場となる公園へ集まった。公園は案の定、落ち葉で一杯になっていた。まずは、準備作業の前に落ち葉を何とかしなければならない。各自が熊手、ごみ袋などを倉庫から取り出し、落ち葉の収集を始めた。あっという間に56袋集まった。
 防災訓練の看板を設置し始めると、消防団の方が集まってきた。同時に消防自動車も公園に横づけされた。
 10時少し前、防災訓練実施のお知らせに町内を一巡した。「10時から公園で町内の防災訓練を行います、多くの方のご参加をお願いします」とふれ回った。一巡してくると、公園には多くの人が集まっていた。
 防災訓練内容の説明があり、消防署、消防団の方の説明のもとに訓練が開始された。


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防災訓練内容の説明

防災訓練の内容
1.消火器の取り扱い、放射訓練、応急処置
2.  消火栓の取り扱い及び放水訓練
3.炊き出し訓練
  
1.消火器の取り扱い、放射訓練、応急処置
   昨年訓練で学んだことも、1年が過ぎると忘れてしまう。再確認する意味でも、このよ
  うな訓練は意義がある。
  
昨年の確認
初期の消火の仕方の手順
 *初期消火に入る前に、119番通報することを強調された。
(1)大きな声で助けを求める「誰か119番してください!」
(2)大火になるようであったら、逃げることを考える
(3)消火器を持って火元へ近づく
(消火器の持ち方・・・下の取手を持つ、上のレバーを持つと放射してしまう)
(4)キーを抜く
(5)ホースをはずす
(6)掃くように放射する(燃えているものにかける)
新たに確認したこと
(7)火元から6m以内へ近づかないと放射が届かない。
(8)火元にあまり近づきすぎると、放射が跳ね返ってきて危険である。
(9)ホースは口元を斜め上へ持ち上げるように取り出す。
 
 説明後、参加者は消火器を持って放射訓練を行った。大きな失敗はなかったが、1つ1つを確認しながらの作業なので、どうしても作業が遅くなってしまった。使用した消火器は家庭にあるものより一回り大き方ので、重みがあり、運ぶのに手間取った。特にホースを持ち上げるのに手間取っていた。
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放射訓練

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放射訓練
 
応急処置
「ケガの予防対策」の冊子が消防署の方から配布され説明を受けた。
 救急搬送データーによるけがの原因を調べると、
転倒、転落、ぶつかる、切る・刺さる、ものが詰まる・誤って飲み込む、やけど、挟まれる、かまれる・刺される、溺れる・・・という事例がある。
 それぞれについての事故予防のためのチェックリスト、事故予防策について説明を受けた。冊子を一読してみると、事故に合わないための心得が分かってきた。町会活動の中で、広めたいと思う。
 
2.  消火栓の取り扱い及び放水訓練
  次に神社の境内に戻り、町内にある消火箱の扱いについて説明を受けた。消火箱の中に 
 はホースを始め、初期消火用具が一式納められている。どの部品がなくなっても、消火作
 業に支障をきたす。説明を受けた後、一同は直ぐ近くの消火栓へ移動した。
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消火箱
  
 消火栓の蓋が開けられた。非常に重い。実際に引きずってみたが、いきなりやると、腰を痛める危惧を感じた。媒介を使って消火栓とホースをつないで実際に放水する説明を受けた。その後、実際に消防団の方が1度放水作業をやって見せてくれた。
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消火栓の蓋を開ける

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消火栓の中

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ホースを消火栓へつなぐ

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ホースを伸ばす
 
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放水

 見ていると簡単に見える。いよいよ町内の人がやってみることになった。今回はホースを消火栓へつなぐことからすべてをやってみることになった。4人1組になり、各人が仕事を分担した。
 1.消火栓を操作する人
 2.連絡をする人
 3.放水補助をする人
 4.放水をする人
 4人が息を合わせ、連携して作業を進めなければならない。最初に媒介をホースに連結させる。こうすることによって、媒介を消火栓の中へ落とすことを防ぐことが出来る。次にホースを伸ばす。この作業は今回初めて行うのでみんな手間取ってしまった。媒介をつけた方のホースを足で踏みながら、巻かれたホースをボーリングのボールを投げるように投げる。何度やってもホースが絡んでしまう。「どの操作が悪いのか」思いつかない。この操作は最後までうまくいかなかった。ホースを伸ばしたら、放水作業に入れる。放水する人が「放水始め」と発声する。それを受けて、連絡者が消火栓を操作する人へ「放水始め」と伝える。その声を確認してから消火栓のハンドルが操作される。ゆっくりとハンドルを右に回していく。放水をやめるときも同じ順序で伝令が伝わる。昨年までは、ホースを伸ばすことをしなかったので、まごつくことなくできた。今年は、ホースを伸ばすことからすべての操作をするので、なかなかうまくいかない。いざとなった時は今回のようにすべての操作をすることになる。そのことを考えると、例年にない体験をすることが出来たと思う。
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ホースを伸ばす

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ハンドルを操作する

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ホースの広げ方

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放水

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炊き出し訓練

 
撮影:126


  記  平成27128日(火)