公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

オニグルミの冬芽

127日(月)
 
 狐広場に着いた。ここの広場はオニグルミの樹があることで知られている。この花や果実、冬芽を詳しく調べたいのだが、いずれも高木で、目当てにするものは高いところにある。今回も冬芽を調べたいのだが、躊躇してしまう。望遠を効かせて数枚写真を撮った。見直してみると、何とか写っていた。筆先の形はしていないので、サワグルミとは違うことが分かる。
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オニグルミの冬芽

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オニグルミの冬芽
 
 狐広場から畑の脇を通り、本道へ出て進んだ。左側には水田が広がっている。水田の土手を見ると、ノゲシが伸びて黄色い花をつけているのが目立つ。ノゲシはほぼ1年中見かけるが、田園の広がる環境で見ると、雑草といえども鮮やかに見えてくる。
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ノゲシが伸びている

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ノゲシの花
 
 薮の枝に赤い果実が見えてきた。カラスウリの果実である。この果実を見て、今年はカラスウリの花を見ていないことを思い出した。調べると、カラスウリには雄株と雌株があり、花は夜咲きはじめ、翌朝には萎んでしまうとのことだった。過去の写真を見ると、花は萎んでいる。朝でないと開花の様子を捉えられないのかもしれない。
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過去に撮影したカラスウリの花:萎んでいる
 
 カラスウリの下によく見かけそうな樹があった。名前を知りたく写真を撮った。葉はアジサイに似ている気がするが違うようだ。何か手掛かりにするものはないかと探すと、花を終えたらしいめしべの残りが見えた。この形はウツギに似ている。「ウツギの茎は空洞になっている」と言われている。写真をよく見ると、偶然茎の切断されている場面が写っていた。見ると髄が詰まっている。これではウツギではなくなってしまうことになる。そこで、再度ウツギについて資料を当って見ると、

通常は茎が中空であることを意味していますが、多くの場合髄が詰まっています

と記載されていた。すると、やはりウツギのどれかになるようだ。
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ウツギの一種

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ウツギの一種:めしべの残りが見える
 
 下に降り、いつものように水田の畦道を進んだ。マユミの樹が頻繁に現れてくる。どのマユミの樹も、果実の色が褪せ、多くのものが弾けて種子が出されている。今のところは葉があり、マユミと分かるが、これから幹と枝だけになると、これがマユミの樹とは分からなくなってしまう。
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 マユミ

 水車小屋へ着いた。小屋の前のカエデが綺麗に紅葉している。「きれいな写真になる」そう思い写真を撮ろうとすると、手前に車が止まっている。小屋の修理をしているようだ。人出の少ない日を選んで作業をしているのだろう。
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カエデの綺麗な紅葉
 

撮影:1126
 

 記  平成27126日(日)