公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

この時期にキツネノマゴが咲いていた

126日(日)
 
 みずき休憩所の奥まったところにヤマボウシの樹が1本ある。先程、カッパ池の奥で見たヤマボウシを確認させるために写真を撮った。こちらの葉は紅葉が進んでいる。葉脈を見ると、先程のものとそっくりである。やはり先程のものはヤマボウシであった。
イメージ 1

イメージ 2
 
 みずき休憩所の畑側にコセンダングサが垣根のように群がっていて、それらが一斉に実を結んでいる。所々にこのような光景見るが、コセンダングサの猛威を感じる。果実を見ると、放射状に細長い棘が伸びていて、その棘の先は、さらに23に分かれ、細かな逆棘がついている。近づくと、この棘が服に刺さり、服に付いてくる。
イメージ 3
垣根のようになっているコセンダングサ

イメージ 4

イメージ 5
残っていたコセンダングサの花
 
 足元を見ると、薄紫色の小さな花が見える。「今頃珍しいなぁ」と思った。トキワハゼかと思ったが、よく見ると違うようだ。どうもキツネノマゴらしい。今まで注意して見てきていなかったこともあるが、今年はこの花を遅くまで見かける。さすがに、今見るものは地面に張り付くような背丈になっている。
イメージ 6
キツネノマゴ
 
 みずき休憩所を離れる前に、ミズキそのものの冬芽を見ておくことにした。ミズキの冬芽は、赤褐色で艶がある。天気のいい日には明るい赤褐色に輝いて見えたことを覚えている。残念なのは、この冬芽が高いところに出来ることである。
イメージ 7
ミズキの冬芽
 
 ハコネウツギ、イボタノキを見て、坂を下ると、左側に赤い実が見えた。1つはニシキギでもう1つはノイバラの果実である。ニシキギの果実は外の皮から抜け出したばかりのようで、みずみずしさが残っている。ノイバラは花の時期は注目するが、果実のときは見逃していた。赤い球形の果実が枝から上向きについている。
イメージ 8
ニシキギの果実

イメージ 9
ノイバラの果実
 
 更に坂を下ると、3枚の葉をつけたつる性の植物が現れてきた。ミツバアケビを正しく知っていたわけでもないが、その時は咄嗟にミツバアケビかもしれないと思った。葉を図鑑で確認すると、間違いないようだ。
イメージ 10
ミツバアケビの葉
 
 坂を降り切ったところにヒサカキに似た樹が見えた。黒色の大き目の果実がついている。ヒサカキの果実は同じように黒いが、こんなに大きくはない。チャノキかもしれない。しかし、こんなところにあるものだろうか。図鑑で確認すると、間違いなくチャノキのようだ。
イメージ 11
チャノキの葉

イメージ 12
チャノキの果実
 

撮影:1126
 


  記  平成2712月5日(土)