公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

コマユミとニシキギ

125日(土)
 
  再び池へ戻った。池と窪地の間に何本かの樹がある。その中にイヌシデ(まだ正確には確認していない)がある。冬芽がどうなっているだろうかと見ると、鱗片が固く閉ざしているのがあれば、開きかけているものもある。その姿を見て、「蕾が開き始めている」と思った。これから寒さに向かうのに、花が開くだろうか。もしかしたら、これはムシコブではないだろうか、そう思い調べると、やはりその通りだった。いろいろな樹の葉や冬芽が虫の被害にあっているらしい。
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イヌシデのムシコブ

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イヌシデのムシコブ
 
 ここで学んだ樹木にソシンロウバイがある。漢字で「素心蝋梅」と書くそうだ。素心は、花弁()、花芯まで同じ色の花を表し、蝋梅は蝋細工のような光沢と透明感のある花の姿がウメ()の花に似ていることを表しているという。
 葉は大きく、艶がある。球形の冬芽は、また一回り大きくなってきたようで、先端部分が黄色く色付いているのが分かる。
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 道の脇までヤマグワの枝が伸びている。ヤマグワも葉に切れ込みが見られればヤマグワと分かりやすいが、そうでない葉だと、なかなか断定しにくい。この樹も最初は分からなかったが、見ていくうちに分かってきた。冬芽を見ると、基の方が膨らみ、先が尖った三角形に見える。
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ヤマグワ

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ヤマグワの冬芽
 
 直ぐ近くにサワグルミが1本ある。オニグルミの樹があると聞いて、ここを最初に訪れた時、この樹がオニグルミの樹なのかと思った。しかし、ここからひと山越えた狐広場にはオニグルミの樹が何本もある。何方も同じ樹かと思っていたが、冬芽を見て少し違いがあることに気が付いた。ここの樹の冬芽を見ると、筆先の形をしている。オニグルミの冬芽はこういう形をしていない。
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サワグルミの冬芽
 
 山に入ると、ムラサキシキブがあった。ムラサキシキブの仲間にもいろいろあるが、このムラサキシキブとヤブムラシキブの違いが分かり難い。ヤブムラサキは表面には微毛が散生し、裏面には白色の星状毛が多いというが、今まで見てきたのは、ムラサキシキブで、ヤブムラサキではない気がする。
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 みずき休憩所まで上ってきた。いつもは下を素通りしてしまい、ここへ上がってくるのは久しぶりである。ここには名の通り、ミズキの樹が多い。
 休憩所へ入ったところで、赤く染まった葉を見つけた。ニシキギではないかと思った。しかし、よく見ると枝に翼が見られない。ニシキギとは違うのではと思えてきた。似ているものにコマユミがあると聞いていたので、コマユミとの違いについて調べて見たが、まだよく分からない。
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コマユミ?

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撮影:1126
 

  記  平成27124日(金)