鱗片が剥がれたネコヤナギの冬芽
11月25日(水)
パークセンターの前に沼がある。その脇に1本のミツマタがある。蕾が開き始め、沢山の毛で覆われた花が顔を出し始めている、ミツマタの花は円筒型で、先の内側が黄色くなっている。寒い時にこの花を見かける。雪に覆われた時の花を見ているが、雪の白色にこの黄色がよく似あっていたことを思い出す。
開き始めたミツマタ
この斜面に、先日はコセンダングサの黄色い花が一面に咲いていた。また、その中にいくつかのツリガネソウも見えた。その景色が一変している。コセンダングサはほとんどが花を落とし、果実に変わっている。ツリガネソウも花を終えたのか、見えなくなっている。この斜面は冬を迎える準備をしているようだ。
果実に変わったコセンダングサ
沼の脇にきれいな花が咲いていた。ボケの花である。ボケの花はわりと大きく、厚みのある花弁をしている。この花が咲くと、どことなく目が惹かれ、きれいな花と感じさせられてしまう。「きれいな花には毒がある」というが、この樹には棘がある。
ボケの花
ボケの近くにネコヤナギの株がある。赤褐色の蕾が目立ってきた。「艶があり、綺麗だなぁ」と見ていると、2つぐらい白色の毛で覆われていた。更に注意すると、赤い鱗片が脱げかかっている蕾もあった、この花も寒い時に咲く。
鱗片が剥がれたネコヤナギの冬芽
ネコヤナギの冬芽
これはサンシュユの冬芽である。先が短く尖った丸みを帯びた形をしたのが1対ずつ見える。中央に筋が入っていて、そこが割れているように見える。ここから花芽が出てくるようだ。赤く萎れた果実がまだいくつか見える。
サンシュユの冬芽
撮影:11月17日
記 平成27年11月18日(水)