ミヤギノハギとマルバハギの果実
11月24日(火)
上の池と中ノ池の間の堤にイチョウの樹がある。このイチョウが黄葉となり、明るく輝いている。道にはまだギンナンが落ちており、臭さが残る。この臭さを気にしなければ、なかなか見応えのある景色になる。中の池側のカツラの樹はイチョウの樹より黄葉の進みが早く、残っている葉が少ない。この辺は何時も日陰で、暗いのだが、イチョウの黄葉で明るく感じる。
黄葉をしたイチョウ
上の池は水が干し上がり、底に小さな水路が出来ている。先日はこの写真を撮り、川の流れで出来る地形を想像してみた。ここの堤に垣根として植えられたドウダンツツジが赤く色づき始めている。まだ、赤みが薄いが、これが真っ赤になる。その時は、誰もが目を惹き寄せられる。その時が間近に来ている。
中の池側の角に10月ザクラが咲いている。花の数はそれほど多くはない。花が八重であることは下からも分かるが、萼や萼筒の様子を知りたい。花は少し高いところにあるので、接写写真が撮り難い。前回も苦労した。望遠だと、接写写真のように鮮明には撮れないので、垣根に足をかけて撮影を試みた。
10月ザクラ
中の池を通して遠方を見ると、対岸に黄葉、紅葉の景色が広がっている。まだ赤みが少ないが、紅葉の進んでいる様子を伺うことが出来る。左の奥にメタセコイアの高木が見え、手前にシダレヤナギが見えている。水面とともにきれいな1枚の絵になっている。
中の池を通して見た景色
ここの堤の両側にヨコハマヒザクラの樹がある。春には赤みを帯びた花を咲かせる。どんな冬芽をしているか見た。サクラの冬芽はどれもよく似ている。ヨコハマヒザクラの冬芽は10枚余りの褐色の鱗片で覆われており、鱗片の縁は白色に見える。ヨメイヨシノの冬芽より毛が少ないようだ。
ヨコハマヒザクラの冬芽
ヨコハマヒザクラの近くにハギがある。夏から秋にかけてここのハギをよく見て、ヤマハギ、ミヤギノハギ、マルバハギの3つの区別を試みた。しかし、なかなか難しい。ここに見られるのは、ミヤギノハギとマルバハギのようだ。イチョウの樹付近にはヤマハギと思えるものがあったが、今見るとミヤギノハギになるようだ。果実を見れば違いが分かってくるかと思ったが、なかなかそうはいかない。
マルバハギ
左:マルバハギ 右:ミヤギノハギ
撮影:11月17日
記 平成27年11月18(水)