フユザクラ、カンザクラ、10月ザクラとイチョウの黄葉
11月23日(月)
先日花が咲いていなかった10月ザクラがその後どうなったか気になっていた。他の10月ザクラが花をつけていた様子からこの樹は枯れてしまったのではないかをと思われた。南門から入ると、直ぐに10月ザクラを見た。やはり花をつけていない。もう11月も中ごろに入っている。どうしたのだろか。春に葉でもつけてくれば、生きていることも考えられるが、現時点では生死は分からない。
フユザクラ、カンザクラ、10月ザクラ、が咲いている。「この3つの見分け方はないのだろうか」と考えているが難しい。10月ザクラは八重で、花がひと回り小さく、萼等に細かい毛があることから区別がつきそうだ。しかし、他の2つはほとんど違いがないようで、区別は難しい。
カンザクラ
フユザクラ
10月ザクラ
ほとんどの草花は咲いていないだろうと思いながら池の畔を歩き始めた。すると、崖にツリガネニンジンが見えた。「こんなに秋が深まっても咲くのかぁ」と思いながら見た。花は最盛期のころのものとほとんど変わらず、釣鐘型を保ち、しっかりしている。
ツリガネニンジンの崖上に2本のマユミの樹がある。いずれも葉が落ち始め、ピンク色の果実も大部分が弾けている。この果実が枝から1つでも下がっていれば、この樹がマユミの樹と分かるが、全てが落ちてしまうと、この樹がマユミの樹とは分からなくなってしまう。冬芽だけではなかなか判定が難しい。
マユミの樹
マユミの果実
池沿いの道へ降り、少し進み始めた。すると、前方に紅葉を始めたカエデが見えた。カエデの紅葉は実にきれいである。8割ぐらい紅葉が進んでいるように見える。ここら辺りから上にはカエデの樹が何本もある。カエデの樹を見ると、全てのカエデがこのように美しく紅葉するわけではないようだ。赤くなるのは種類によるのかもしれない。
カエデの紅葉
下にイチョウの黄葉がみえる。ここの堤には何本かのイチョウが植えられている。そのすべてが黄色く色づいている。イチョウは大きく、葉を沢山つけているので、この姿は黄金をちりばめたように見える。春の新緑は美しいが、この黄金の景色にはまた格別の美しさがある。
イチョウの黄葉
散ったイチョウの葉
撮影11月17日
記 平成27年11月18日(水)