公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

冬芽の観察

1122日(日)
 
  公民館の脇にシモクレンの樹がある。背丈が高くないので花をよく見ることが出来る。また、このシモクレンは他のところより幾分花が咲くのが遅い。そのため、この花の開花を逃すことはない。既に大きな冬芽が出来ており、花芽をつくる準備が進んでいる。冬芽は包と呼ばれる暖かそうな毛で覆われている。この包は3重に用意されているという。
参照: 
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モクレンの冬芽
 
 シモクレンから少し離れたところにハクウンボクの樹が1本ある。この樹はエゴノキに似た白色の花をつける。沢山の花をつけるが、大きな葉の下につけるので、見逃してしまうことがある。実は、昨年この花を見損なってしまった。冬芽から見ていたので残念だった。いまは冬芽をつけている。冬芽には大きい主芽と小さい副芽とがある。
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 葉を真っ赤に染めるニシキギが数本垣根になっている。以前はもっとたくさんあったのだが、年々衰えている気がする。今見ても勢いが感じられない。環境に合わないのだろうか。翼のある枝を見ると、冬芽が見える。小さいが赤褐色し、丸く太っているように見える。
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ニシキギの冬芽
 
 駐輪場の裏にハナカイドウが2本ある。いずれも冬芽をつけている。ハナカイドウは赤みを帯びた綺麗な花を咲かせる。この花が咲いたときは春のうららかさが感じられる。中々魅力のある花である。冬芽は小さいが、褐色がかった鱗片が瓦状に並んで見える。
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ハナカイドウの冬芽
 
 最後に、公園で目立つ樹木の1つであるハクモクレンの冬芽を見た。こちらは先ほど見てきたシモクレンより一回り背丈が高い。従って、冬芽の位置も高い。数年前は、手元で接写写真を撮ることが出来たが、最近は高くて届かなくなってしまった。ハクモクレンとシモクレンは冬芽を見ただけでは区別が付けられない。ハクモクレンの冬芽の下に新芽が見える。これは葉芽らしい。
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撮影:1113


  記  平成271120日(金)