公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ホトケノザの群生

1120日(金)
 
 薄曇りで天気が崩れてくる気配を感じる。今日は、久しぶりに近くの公園のことを書くことにした。
 日が出ていないので、花は開いていないのではと思いながら公園をひとまわりし始めると、イチョウが黄葉を始めていた。つい最近まで黄葉の気配を感じなかたが、気が付くと、もうこんな姿に変わっている。イチョウ葉が黄色になると、晴天の日などには太陽の光に照らされて、黄金に輝いて見える。正に、イチョウの樹は黄金の樹といえる。一緒に写ったケヤキはうっすらと一部が紅葉を始めている。ケヤキは、場所によってもっと紅葉が進んでいるところもある。
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 もう花はないだろうと思っていたハクチョウゲやシャリンバイに、僅かだが花があった。ひところの暖かさで芽吹いてきたのだろう。この2種類の樹は例年春と秋に花をつける。ただ秋は花の数が少ない。シャリンバイは2度咲きだが、みずみずしさが感じられる。
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ハクチョウゲ

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シャリンバイ
 
  ヤエザクラは未だ葉を沢山つけているが、色が変わり出している。「そろそろ冬芽を見るときになったかぁ」と思い、枝先を見た。小さいが、十分冬芽と分かる。先端が丸くなった10枚ぐらいの鱗片で覆われているのが分かる。鱗片は、濃い褐色で、艶がある。表面には毛があるようだが、写真では明確でない。
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ヤエザクラ

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 冬芽

 ドウダンツツジの葉も色が変わってきた。この葉は真っ赤に色付く。花の時期は釣鐘状の小さな花をつけ、可愛らしい。真っ赤に染まった姿には誰も目が惹き寄せられる。背丈の低い植込みだが、見事な紅葉を見せてくれる。
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 芝生地にピンク色の花が咲いている。見ると、ホトケノザである。春ならば、この景色も不思議ではない。しかし、この時期にこれほど咲くとは驚いた。見事に咲いている。例年、晩秋の暖かい日に疎らに咲くことはあるが、この光景は例年にない。今日は日が出ていないが、よく咲いている。
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現れたホトケノザの群生

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 ホトケノザの近くにはスズメノカタビラも花をつけている。春のときほど背丈はないが、それでもスズメノカタビラであるとはっきり分かる穂をつけている。
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スズメノカタビラ
 
 ハマスゲの姿も見える。芝生地は咲いている雑草を見る限りは春である。このような光景が見られることは「小春日和」の小春が来ているというのだろうか。葉も新緑で、生き生きしている。更に見ると、ナズナ、イヌガラシも見ることが出来る。
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イヌガラシ

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撮影:1113
 

  記  平成271119日(木)