公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

アメリカセンダングサとコセンダングサの果実

119日(月)
 
 カッパ池の前に淡黄色い花を咲かせるソシンロウバイの樹がある。この樹を初めて見た時、花がなく、葉を見てこれは何という名前の樹だろうかと調べたことがある。その時、葉の大きさに驚いた。今見る葉は厚く、表面には艶がある。枝には冬芽が出来ている。冬芽は球形の形をしている。これは花芽らしい。下の方は黄色く、上へ行くに従い褐色を帯びている。
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 池の周りを見ると、アメリカセンダングサの果実が見えた。沢山の果実が球状に固まっている。1つの果実を見ると、先に2本の針のようになった突起が見える。すぐ近くにコセンダングサの果実があった。おかげで偶然2つを比べることが出来た。球状の形をしているところは変わりない。1つの果実の形はコセンダングサの方が細く長い。更に針のような突起の数を見ると、アメリカゼンダングサの2本に対し、コセンダングサ3本になっている。
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 カッパ池の周りにはミズタマソウが一杯ある。これらも今は果実になっている。花のときは、白い花が多数あったので目に付いたけど、果実を探そうとすると、見つけにくい。花があったところを検討付けて探した。果実は褐色の球状になっていた。表面は鍵状の毛で覆われている。この毛には花のときの面影が残っている。
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 ミズタマソウの果実

 イノコズチもたくさん繁茂しており、どれにも果実が一杯ついている。イノコズチにはヒナタイノコズチとヒカゲイノコズチがあるというが、今年は2つの違いをまだ見ていない。葉の表面にある毛を見ると、少ないように見受ける。また、果実の並びも心持開いているようなので、このイノコズチはヒカゲイノコズチに見える。ヒナタイノコズチを見つけ両方を比較してみたいと思う。
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イノコズチ

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果実

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葉の表面

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葉の裏面


撮影:1028
 

  記  平成27118日(日)