このタデはハナタデになるか
11月8日(日)
瓜久保休憩所に着いた。門を入ると、トイレの横にマユミの樹がある。この果実を見ると、赤みがかっている。公園内で見てきたマユミの果実の色はこれより色が薄かった。何か違うのではと思える。しかし、これと同じ色をしたマユミを別の場所で見ていたので、驚くほどではなかった。ピンク色になるか、赤味を帯びるか、何が原因なのだろうか。
マユミの果実
休憩所で一休みしてからカッパ池の方へ向かった。左側にニシキギがあるので、この果実を見ることにした。ニシキギとマユミは花が似ている。枝にある翼を見ないと分別が難しい。赤く染まったものが見える。この赤いのは果実が割れて出てきた種子と思える。果実の様子を見たかったが、すべて割れてしまったようだ。
ニシキギの種子
紅葉を始めたニシキギ
薮の手前に叢がある。楕円形の葉をつけたものが沢山ある。この楕円形の葉をしたものをヤブマオと思って見たが、ヤブマオにしては葉が小さく、細い。コアカソになるのだろうか。葉の先を見ると、それほど長くはないが、尾のようになっている。確かなことは分からない。
コアカソ?
コアカソ(?)にタデが混ざっている。このタデの名前を知りたい。ここの坂道やカッパ池の周りにこのタデが沢山繁茂している。タデの中にもいろいろあるが、ハルタデ、ハナタデ、サクラタデ・・・などが候補になりそうだ。
試料
3つのタデについて調べて見ると
牧野新日本植物図鑑より
ハルタデ:長楕円形ないし皮針形、先端は鋭尖形・・・・托葉は鞘状で、膜質、縁に短い毛がある
サクラタデ:皮針形で両端が狭まり、上部は鋭尖頭
ハナタデ:卵状皮針形または、楕円状皮針形で、上部が急に狭まり、先端は長く尖り・・・
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と記載されている。
このタデの托葉の縁にある毛は長い。また、葉の形は皮針形というよりは膨らみがある。このことから考えると、このタデはハナタデになりそうだ。
托葉の縁にある毛は長い
葉の形:膨らみがある
撮影:10月28日