コウヤボウキを見る
11月5日(木)
柵の中にきれいなノギクが見えた。今いろいろなノギクを調べているので、名前を知りたかった。しかし、柵の中であるため花を直接見ることが出来ない。望遠を効かせても詳細を知ることはできない。花はうっすらと青紫色がかっている。葉を見ると、今まで見てきたノコンギクより綺麗な緑色で、幅が広い。粗い鋸歯が5対ぐらいあり、先は尖っている。他に何か手掛かりはないか迷っていると、足元に花はついていないが、葉の状態のものがあった。見ると、表裏に毛が沢山ある。また、縁に短い毛がびっしりついているのが分かる。やはりノコンギクのようだ。足元のものが花をつけた、再度見たいものだ。
色鮮やかなノギク
葉の表面:短い毛がある
葉の裏面:短い毛がある
畦道に降りると、ノコンギクとミゾソバが水路を挟んでいる。ノコンギクは花を開いているが、ミゾソバはほとんど花を開いていない。今日は、天気はいいし、暖かい。それなのになぜ開いてないのだろうか。前回はいくつか花が開いていた。花が咲くにはまだ早いのだろうか。
柵の中のノコンギクによく似ている
舌状花、筒状花の冠毛を見ると予想通りどちらにも長い冠毛があった。やはりノコンギクであった。
冠毛の確認:長い冠毛がある
畦道を進むと、マユミの樹が見えた。赤い種子が顔を出している。前回はピンク色の果実が固く閉じていた、今日は多くの果実がはじけている。
果実が弾けだしたマユミ
古民家へ向かい始めた時、入り口に珍しそうな花を見つけた。花は一見アザミに似ている。しかし葉を見ると、アザミの葉ではない。円に近い楕円形をしており、3脈が目立つ。調べると、コウヤボウキの名前が出てきた。珍しい名前なので語源を調べると、「高野山でこの枝を束ねて箒にしていた」ことから命名されたという。
コウヤボウキ
撮影:10月28日
記 平成27年11月4日(水)