公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

シロヨメナとノハラアザミ

114日(水)
 
  もみじ休憩所へ入ると、再びにぎやかな声が聞こえてきた。やはり小学生の遠足である。広い場所であるので、ここは安全である。先生方は休憩小屋で一休みしている。
 ここの入り口にナツツバキがある。見ると葉が茶褐色に変わり出していた。もみじ公園のカエデも紅葉を始めている。伝えによると綺麗に紅葉するとのことなので、今年は見逃さないようにしたい。
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ナツツバキ
 
 水田へ下りる所にヤブタバコがある。先日は蕾の状態だったが、相変わらず変化が現れていない。調べると、大きく開かないらしい。坂を下り、いつものガマズミを見た。果実が真っ赤になっている。ここは日当たりがいいので、赤色が一層鮮やかに見える。
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ガマズミ
 
 水田に降りると、再び小学生の遠足の一隊が畦道を進んできた。これで3校目である。先生を先頭に賑やかにやってくる。先生はカメラを構え児童のスナップ写真を撮っている。一隊が通り過ぎたあと水路へ近づくと、ノコンギクが見えた。よくみると花がひとまわり大きい気がした。冠毛を見ようと、舌状花をつまんでみた。途中で切れて仕舞う。数度試みたが、いずれも冠毛がついてこない。ユウガキクの可能性がある。以前、ユウガキクの冠毛を調べようとした時と同じ現象である。ノコンギクだとほぼ間違いなく冠毛がついてくる。その後、何回か試み、写真を撮ってみた。すると、やはり冠毛は不明のようだ。
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ユウガキク

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舌状花、筒状花:冠毛が見えない

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花の断面:冠毛が見えない

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 水路を左に行ったところに2か所アザミが咲いている。いまアザミについて調べているので、詳細を観察してみた。見ると、刺々しくない。タイアザミは葉の縁に鋭い棘があるので、どうもタイアザミではなさそうだ。ノハラアザミは総苞の片が斜めに立ち上がるが、反らないという。見ると、総苞は斜めに立ち上がっている。このアザミはノハラアザミになりそうだ。
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葉は刺々しくない

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葉は刺々しくない

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総苞の片が斜めに立ち上がるが、反らない


撮影:104


  記  平成27113日(火)