今見るアザミはタイアザミになるか
11月3日(火)
6月頃咲いているアザミは大体がノアザミであることは知っていたが、詳細についてよく調べていなかった。夏に見られるアザミも何の疑問も持たず、ノアザミだろうと思っていた。ところが、9月、10月になってもアザミを見ることが出来る。この辺に見えるアザミはすべてがノアザミなのだろうか。そうすると、何か変な気がするように思えてきた。
10月、あるところでタイアザミと名前が付けられたアザミを見る機会があった。最初この名前を聞いて、タイ-アザミとみて、在来のアザミとは違うものと見なしていた。しかし、語源を調べていくと、タイアザミとは在来種で、全体に大型であることから命名されたという説が出てきた。
タイアザミを見てからは、最近目にするアザミとタイアザミはどこが違うのだろうかと考えるようなった。そこで、タイアザミについて調べてみた。
資料
・別名トネアザミです。
・関東ではごく普通に見られる。
・花は横か下を向いていることが多い
・花の時期には根生葉は枯れてしまっている
・片(花のすぐ下にある、蕾を包んでいた葉)が反り返っている
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・ナンブアザミの変種
1.タイアザミ・・・は関東地方、中部地方南部に分布
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と細かにポイントが示されていた。これを参考に考察してみた。
試料1 写真1
花はいろいろな方向を向いている
写真2
花期に根生葉は見られない
写真3
片は反り返っている
試料2 写真4
花はいろいろな方向を向いている
写真5
片は反り返っている
試料3 写真6
花はいろいろな方向を向いている
写真7
花期に根生葉は見られない
写真8
片は反り返っている
さらに、次のような資料が見つかった。
日本には、アザミの仲間(アザミ属)は変種も含めれば50種ほども自生していますが、・・・・4種と・・・ヒレアザミ(別属ですが)だけです。
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以上の点から考えていくと、試料⒈、試料2、試料3はタイアザミ(トネアザミ)になりそうだ。
記 平成27年11月2日(月)