これはコブナグサなのか
10月31日(土)
スズカケノキを見て進むと右側に広場がある。ここにはエンジュの大きな樹がある。この広場の奥へ入ってみた。斜面に赤い花と白い花が見える。赤いのはアザミである。このアザミが何というのか調べているのだが、恐らくタイアザミ(トネアザミ)になるのではないかと思われる。白い花は、もう何度も見ているノコンギクである。ノコンギクもこのくらい咲いていると、「秋の景色をつくっている」と思える。
アザミとノコンギク
タイアザミやノコンギクは斜面に位置しているが、その下の平地にはカゼクサの大きな株が点々としている。もう花はほとんど枯れている。この光景には秋の深まりが感じられる。
カゼクサの大きな株
タチカンツバキが咲いている。記名されているこの名前をみて、珍しそうな名前に思えた。調べると「立ち寒椿」と書くそうだ。寒椿の中で背の高いものをいうということが分かった。ピンク色のきれいな花で、これから最盛期を迎える花だそうだ。
タチカンツバキ
遊歩道の崖に見慣れたセンダングサの仲間が現れた。今どこへ行っても目にする花である。花を見ると、縁に白色の花が見える。これは舌状花になる。この花はコシロノセンダングサ、シロバナセンダングサ、シロノセンダングサなどと言われていることがつい最近分かってきた。
コシロノセンダングサ
コシロノセンダングサの花
この花の名前は何というのだろうか。見た目はコブナグサにそっくりである。葉はササのハ(コブナグサの葉)に似ている。コブナグサの穂は数本あり、開いている。ところが、この花の穂は開いていない。数本かたまっていて、解けばほぐれるのではと思った。そこで、実際にやってみたが、かたまったままの状態で、解けなかった。「コブナグサとは違うのでは」という疑問が湧いた。そこでいろいろ調べて見たが、答えは出てこなかった。やはりコブナグサなのだろうか。
コブナグサ?
コブナグサ?:穂が1本で開かない
里の広場の奥へ行ってみた。ここにはアカメガシワの樹がある。ここはいつも薄暗い日陰になっている。足元を見ると、少し変わった花と思えるのがあった。茎には稜があり、花の部分はぼさぼさして毛のようになっていた。一瞬惑わされたが、これはキツネノマゴだと分かった。花が終わっているので、一見別物に見えたことが分かった。
キツネノマゴ
再び遊歩道へ出て進んだ。崖に枯れ草のようなものが見える。前から気が付いていたが、よく見ていなかった。メリケンカルガヤというらしいが、最近この仲間をよく見かけるようになった。
メリケンカルガヤ
メリケンカルガヤの花
撮影:10月21日
記 平成27年10月30日(木)