10月ザクラが咲く
10月28日(水)
池の底に河の蛇行を見て、微地形の見事さに感心していると、中の池側に再びサクラの花が見えた。今度は10月ザクラと書かれた名札がついている。やっと10月ザクラを見ることが出来た。見ると、大分花の数がある。この樹にこれだけの花がついているのに、最初の10月ザクラにはなぜ1つの花もついていなかったのだろうか。何か不思議に思える。花は高いところにあるので、下から見ると、ぼやけているように見える。もしかしたら八重ではないだろうかと写真で確認した。やはりこのサクラは八重であった。
10月ザクラ
10月ザクラ:八重である
中の池沿いにパークセンタ方向へ進んだ。ここの土手にもいろいろな植物が現れてくる。わずかな期間だったが、ヤマユリが咲いたときはこの崖が一時明るくなった。次から次へとヤマユリが続いた光景は印象深いものがあった。いまシラヤマギクやトダシバに変わっている。トダシバは目立たないが、シラヤマギクは次々に現れ、目を楽しませてくれる。
シラヤマギクやトダシバが咲いている崖
トダシバ
シラヤマギク
この崖にポツリポツリとアザミの姿も見える。「このアザミは一体何という名前なのだろうか」と調べている。アザミは種類が多く、中々分かり難い。「秋に咲くアザミはヨシノアザミ」という資料を見たことがあったので、そう思っていた。しかし、再度調べていくと、ヨシノアザミは中国地方、近畿地方、四国に分布しており、関東地方にはないことが分かってきた。どうもナンブアザミ起源のタイアザミ(トネアザミ)らしいようだ。
タイアザミ(トネアザミ)?
中の池の曲がり角にススキなどに混じりアブラススキがある。何度かここを通ってきたが、見過ごしてきたようだ。今は大分枯れてしまっている。写真に残せるものはないかと探すと、わずかであるがあった。細い柄の先にいくつもの穂をつけているので、枝はその重さで斜めに倒れ掛かっている。
アブラススキ
撮影:10月21日
記 平成27年10月27日(火)