公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園 シロホトトギス?が咲いている

1022日(木)
 
 この花は何だろうか。今、花は咲いていない。蕾の段階なのだろうか、よく分からない。ひし形の葉の形、葉柄に見られる翼、茎に見られる毛などから判断すると、今盛んに咲いているヤマハッカを連想する。葉だけを見ると、似ているものにアキチョウジがある。花を見れば2つの違いがはっきりするのだが、花のない現代段階では判別が難しい。
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ヤマハッカ?
 
 ガマズミが未だ咲いていた。既に多くのガマズミは赤い果実に変わっている。この姿を見ると、ガマズミは花期が長いといえる。花が遅ければ、当然結実も遅くなる。結実が遅いものがあれば、種子が散布される期間も長くなる。ガマズミもこの様にして、生命をつなぐ知恵を持つようになってきたのだろうか。
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ガマズミの花
 
 これは珍しそうな花である。姿は先ほど見てきたホトトギスに似ている。白色のホトトギスがあるのだろうか。日本草本植物総検索誌(杉本順一著)にはシロホトトギスの名前が挙げられていた。
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シロホトトギスの花
 
 再び畦道に出て歩き出すと、コブナグサの一群が見えた。ここまで来るまではコブナグサを見かけていない。ここから凡そ20mぐらいはコブナグサが一群をなしている。先日別の草原で、メヒシバなどに混ざったコブナグサの群生風景を見てきた。今最盛期を迎えているようだ。
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コブナグサの一群

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コブナグサの穂
 
 田の端に大きなヌマガヤツリの株があった。今日ヌマガヤツリを見るのは2度目である。今までは遠くから眺めていたが、ここでは近くで見ることが出来た。大変大型のカヤツリグサなので印象深かかった。
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ヌマガヤツリ

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ヌマガヤツリの穂
 
 畦道を進んで行くと、アブラススキがポツンと1本あった。周りを見たが、これ以外は見えなかった。別の場所で小さな群生を見たことがあるが、アブラススキはそれほど頻繁に群生をつくらないのだろか。
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アブラススキ

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アブラススキの穂
 

撮影:1012
 

  記  平成271021日(水)