公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ワレモコウの花


1013日(火)
 
 水田の脇の坂を上って行くと、足元に見覚えのある花が現れた。イヌコウジュやヒメジソと間違えていたイヌトウバナである。間違いないだろうかと、花のつき方を注意して見た。輪状になっている。園内には田の縁に「イヌトウバナ」の記名があった。足元の花のところへ行き再確認した。間違いないようだ。
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イヌトウバナ

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イヌトウバナの花
 
 坂を上りきったところにシロヨメナが咲いている。昨年も此処でこの花を見ている。花の感じはシラヤマギクに似ている。シラヤマギクは花弁が欠けたようになっているが、シロヨメナは完全な形をしている。花が完全な形をしていると、ノコンギクに似てくる。しかし、シロヨメナは名前が表現しているように白さがある。葉を見ると違いが分かってくる。シロヨメナの葉の表面は濃い緑色をしているのに対し、ノコンギクはくすんだ緑色で、触るとかさかさする。
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シロヨメナ

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葉の表面:濃い緑色
 
 作業場にはベンチがあり休憩が出来るようになっている。立続けてきたので、腰掛けて休ませてもらった。休みながら時々ベンチの近くの草花を見た。白色ぽいタデがある。よく見ると淡いピンク色をしている。何というタデだろうか。少し離れたところにハナタデがあったが、少し似ている。もう少し詳細に調べておくべきだった。
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ハナタデ?

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ハナタデ?
 
 ワレモコウが見えた。先日もワレモコウを見たが、そのときは花が終えたもののせいか、花はよく分からなかった。その時調べたことによると、花は上から徐々に咲いてきて、咲き終わると赤みを帯びた状態になると学んだ。今見ているワレモコウは、花はこれからで、先の方が白くなっている。ここが花ではないかと写真を撮った。やはり花だった。花びらに見える暗赤色のものは萼だという。
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ワレモコウ

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ワレモコウの花

 草の葉に隠れた白色の小さな花がある。5枚の花弁をつけた均整の取れた花である。名前はゲンノショウコという。時々見るが、この花は余り群がって咲いているところを見ない。この花はアメリカフウロに似ている。この花を確認するときは葉を見ることにしている。
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 大型の花が目の前にあった。葉は深く裂け、それぞれが細くなっている。ヨモギの葉を数倍大きくしたような形になっている。花は茎の上の方にかたまっている。花と花の間からも細長い葉が伸びている。沢山の小花が輪生し、数段にわたりついている。小花は蝶形をしている。どこかで見たような気がするが定かでない。メハジキかなぁと思い、検討をつけて調べると、その通りあった。
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メハジキ
 

撮影:104
 

  記  平成271012日(月)