休憩所を囲むネズミノオ
10月6日(火)
坂を池へ向かって下りて行った。この周りはカエデの樹があり、春夏は緑のきれいなところである。今日は人の出が少なくひっそりとしている。
人の通る道の中にカゼクサが咲いていた。たまには作業の車が通ると思うが、よくここまで咲いてきたと感心すると同時に驚いた。カゼクサもそろそろ花期を終えようとしている。残されていたカゼクサを見ると、花が咲いていた。小花は紫色がかっている。糸くずのように見えるのはめしべだという。
道路に咲くカゼクサ
カゼクサの穂
センニンソウも花を落とした。楕円形の果実が出来ており、果実の先には長い糸やひものようなものがついている。これは花柱という、めしべの残りである。センニンソウのめしべは花期のとき見ても長いが、果実時は一層長くなっている。
センニンソウの果実
垣根にアベリアが咲いていた。ここのアベリアの萼は茶色を帯びている。剪定に強く、花期が長いというが、本当に長く咲く花である。花期が長いから植木の樹木として利用されているのかもしれない。沢山の花をつけるので、花1つをよく見ることは少ない。白色のラッパ上の花で先は5つに割れている。
アベリア
池を見下ろせる休憩所がある。今日は人が来ない。一人で独占できる。ふと休憩所の周りを見ると、ネズミノオが取り囲んでいる。この辺りにネズミノオを見かけたことがあるが、こんなに取り囲むほど繁殖しているとは気が付かなかった。株もとから出た花枝は分かれることがなく、1本の穂となっている。この姿をネズミノオに例えたのだろう。
休憩所を囲むネズミノオ
ネズミノオの穂
撮影:9月29日
記 平成27年10月1日(木)