公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園 ヒヨドリバナの確認

922日(火)
 
 ネムノキ休憩所を立とうとすると、枝から吊下る沢山のネムノキの果実が目に入ってきた。沢山あると、目に付くものである。初夏、花を見ようと来たときは、少し遅くなり、開花状態を見ることが出来なかった。開花期間から見ると、果実の期間が長く思えてならない。
イメージ 1
ネムノキの果実
 
 畦を歩き始めると、小雨が降り出した。傘は用意していたが、小雨状態なので、先を急いだ。ススキが見えた。穂が出ている。町の中でも既にススキに穂が出ているが、こういう風景の中で見るとまた格別の趣がある。ススキの穂を見ると秋が急速に進んでいることが感じられる。
イメージ 2
ススキ

イメージ 3
ススキの穂

  水路沿いに畦道を進んだ。先程見てきたキンミズヒキヒヨドリバナ、アキノタムラソウなどが見える。ヒヨドリバナを見た。ヒヨドリバナに似たものにサワヒヨドリがある。先日は2つの違いがよく分からなかった。大きな相違点は葉の柄の有無と言うことなので確認した。短い柄が確かにあるので、この花はヒヨドリバナと見なしていいようだ。
イメージ 4
ヒヨドリバナ:葉に柄がある

イメージ 5
 
 ひらひらと蝶のようなものが舞い降りてきた。よく見ると蝶ではないようだ。翅を見ると、頭部の脇に1対、腹部から離れて1対と茶褐色斑点があり、あとは全体に灰色の斑がある。図鑑で調べるとユウマダラエダシャクのようだ。確かなことは分からない。
イメージ 6
ユウマダラエダシャク
 
 畦道にはマユミの樹が出てくる。今ぎっしりと果実が下がっている。こんなにたわわにできるものかと思うぐらいである。よく見ると、1つだけ赤みを帯びていた。これからは急速に色がついてくる。色がつくと、目にもひと際映えるようになる。
イメージ 7
マユミの果実:赤くなってきた
 
 小雨が気になってきたので傘をさした。傘をさしながらの観察はやり難い。でも、来てしまったのだから、一応は続けていこうと決めた。上空に木の枝が張り出しているので、暗い。足元から一寸脇へ入ったところにチヂミザサがあった。この花を見るときはいつもカに追われていたことを思い出す。今日はこの天気なのでカが寄ってこない。薄暗いが写真は撮れた。
イメージ 8
チヂミザサ
 

撮影:916
 

  記  平成27921日(月)」