ヤマハギについて
8月17日(木)
ハギ類の検索表を見ていくと、花序の長さか、葉の両面の毛の有無から入っている。検索を試みたところ、葉の裏面はどれも共通して短い毛があるが、葉の表面の毛が見分けにくく、ここでつまづいてしまう。どれも表面には毛があるように見えてならない。マルバハギ、ヤマハギ、ミヤギノハギと思えるものをそれぞれ見ていると、葉の表にも毛の存在は認められる。
ヤマハギについて
試料1 撮影: 7月26日
表・・・わずかな毛
裏:伏せ毛がある
試料2 撮影:8月19日
表:目立たない
裏:伏せ毛がある
試料3 撮影:8月19日
表:わずかな毛
裏:伏せ毛がある
資料をひも解いてみると
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保育社の植物図鑑
・葉の上面は幼時毛がある
牧野植物図鑑
・表面にははじめ微毛があるが、後には無毛になる。
・裏面短い微毛があって、白色を帯び、時には無毛のこともある。
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ヤマハギの葉の表面は、最初毛があることが示されている。
観察結果
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表面
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裏面
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試料1
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わずかな毛
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中肋に毛が集中
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試料2
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毛が目立たない
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伏せ毛
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試料3
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わずかな毛
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伏せ毛
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葉を幼い葉と思えば、わずかの毛の存在は理解できる。また、裏面に伏せ毛があることは共通している。
更に花、萼について調べて見た。
試料1の花、萼を見ると(試料2、試料3もほぼ同じだった)
撮影7月26日
撮影9月11日
・花序は5㎝
・竜骨弁は翼弁から少しはみ出ている
・萼歯は萼の中央付近まできれこんでいる、
・萼歯の先は細まっている
・果実は円に近い楕円形
記 平成27年9月16日(水)