公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ヌスビトハギを確認

914日(月)
 
  公園ではアレチヌスビトハギが咲き出すのではないかと気になっていた。まだ背丈は50㎝ぐらいで大きくないが、横へ延びている。以前、アレチヌスビトハギの名前を知らず、ハギの1つとして写真を撮っておいた。先日、その写真を振り返り、このハギがアレチヌスビトハギなのかと、再確認をした。
 その日から花が咲くのを待ち始めた。以前の写真と同じことは分かっていたが、実際に見たかった。
 このハギは公園に1本しか見つかっていない。現場へ行くと、花は咲いていた。花と同時に果実の房も出来ていた。「花が咲き、実がなるのが早いぁ」と感じた。

アレチヌスビトハギの特徴として、
 1.果実の房に節が2ないし3ある。つまり、房が3から4つに分かれている。
 2.花弁の内の旗弁の基に1対の黄色い斑点がある。
この2点を実際に確認した。
イメージ 1
アレチヌスビトハギ

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アレチヌスビトハギの花と果実
 
 さらに、萼は4裂し、下辺が最も長く細いという点も確認できる。
イメージ 3

イメージ 4
萼は4裂し、下辺が最も長い

 午前中咲いていた花を夕方見ると、花の開いたあの綺麗な姿はもうなかった。全てが萎れ、青味ががっていた。一旦萎んだ花は翌日になっても再び咲くことはなかった。繁殖力の強いアレチヌスビトハギだが、花は意外と脆いようだ。


撮影:911


  記  平成27912日(土)