舞岡公園 ウツギの茎は空洞だった
9月4日(金)
道を覆うようにマユミの枝が伸びている。ここを潜ると、明るくなった。マユミの枝にはたくさんの果実が下がっている。そのマユミの葉の間からヤマノイモの葉と立ち上がった花序が見える。ヤマノイモは雌雄が別株であるという。花序が立ち上がっているこれは雄株らしい。従って、白色に見えるものは雄花の蕾になる。雌株を探しているが。まだ見つかっていない。
マユミに絡むヤマノイモ
大丸の丘を下り、本道へ出て進んだ。左下の湿地では工事なのか数人の人が作業をしていた。下草でも刈っているのだろうか。間もなく水車が見えてきた。水車は郷愁を誘う。いつも見る水車小屋の前の崖を見ると、赤いつるをしたものが目にとまった。葉を見ると、見覚えがないような気がした。何だろうかと考えていく内に、対生に出た2枚の葉の先にさらに1枚の葉が出ていることに気が付いた。センニンソウのような気がする。センニンソウは既に花も咲いている。つるからは蕾をつけた花序らしきものが出ている。図鑑で確認すると、センニンソウに間違いがなかった。
センニンソウのつると蕾
本道から水田の畦道へ降りた。この畦道にはいろいろな植物が現れてくる。下りたところにウツギの樹があった。葉が対生している。この樹はこの畦道に頻繁に出てくる。ウツギの名前は、枝が中空になっているところからきているという。何時か見たいと思っていたところ、今日は剪定した跡があり、枝の中空の様子をはっきり見ることが出来た。
ウツギの茎:空洞である
畦道を歩くと、ここの名物案山子が現れてくる。1つ1つが違っているので、この時期の案山子を見るのも1つの楽しみである。案山子は鳥や虫から稲を守るために工夫されたものだが、今の水田はすっぽりと網で覆われているので、その役目が変わってきている。
案山子
撮影:8月27日
記 平成27年9月3日(木)