公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ヤマハギ

828日(金)
 
 他のハギ類について考えるとなかなか判定が難しくなる。それでも園芸大百科辞典講談社)の説明を参考にすると、普通目にするハギはヤマハギになるらしいことを手掛かりに進めてみた。
 
試料4
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観察メモ
 葉
頂小葉 長さ:4㎝、幅:2.5㎝ 側小葉:長さ:3.5㎝、幅:2
  表面:疎らに毛がある 裏面:表面より毛がある 葉脈の上に葉先へ向いた毛がたくさんある
  楕円形、先が針になっている
 
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表面 疎らに毛がある

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      ・裏面 表面より毛がある 
      ・葉脈の上に葉先へ向いた毛がたくさんある
 
花(長さ) 旗弁:0.7㎜ 翼弁:0.6㎜ 竜骨弁:0.6
花序 葉より長い

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翼弁は竜骨弁と同長、竜骨弁は多少内側に曲がる

  このハギはヤマハギになるのだろうか。牧野植物図鑑を見ると、
 
牧野植物図鑑
翼弁の色は濃く、ほぼ竜骨弁と同長、竜骨弁は多少内側に曲がって、先端は鈍形。
葉 表面にははじめ微毛があるが、のちに無毛となって・・・裏面には短い微毛があって、白色・・・
萼は中央まで深く4裂し、上裂は全縁かあるいは浅く2裂する。
 
保育社図鑑
萼歯は・・・筒部と同長または短い。

と説明されている。
 花弁について確認すると、資料とほぼ同じように見える。
萼や萼歯について
非常に小さく大きさなどは計測が出来なかった。写真を手掛かりにしてみると、萼歯は「筒部と同長または短い」と言えそうだ。
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萼歯は筒部と同長または短い

以上の結果から考えると試料4はほぼヤマハギと思えるが確信が持てない。
 


撮影:8月24日

 
 記  平成27827日(木)